【J1展望】|甲府×広島|“変革”を目論む広島を相手に、甲府はクリスティアーノのラストゲームで金星を奪えるか

2016年06月24日 サッカーダイジェスト編集部

甲府―― ベテランCB・土屋の復帰で、堅守の強度を引き上げたい。

故障者/甲府=山本、新井、ニウソン、盛田、保坂 広島=青山、ミキッチ、佐々木、森﨑浩、川﨑
出場停止/甲府=なし 広島=宮原

J1リーグ1stステージ・17
ヴァンフォーレ甲府-サンフレッチェ広島
6月25日(土)/19:00/山梨中銀スタジアム
 
ヴァンフォーレ甲府
1stステージ成績(16節終了時):17位 勝点15 3勝6分7敗 18得点・28失点
 
【最新チーム事情】
●柏への完全移籍が決定したクリスティアーノは、広島戦がラストゲーム。本人は「今週は広島戦のことしか考えていない。絶対に勝ちたい」と意気込む。
●土屋が全体練習に合流。3試合ぶりのスタメンが濃厚。
●佐久間GM兼監督は、広島のP・ウタカを警戒も、「彼の守備力の弱さを突かない手はない」と、ウィークポイントを分析。
●木曜日の練習では、2トップ+3ボランチのオプションも試行。
 
【担当記者の視点】
 前節の仙台戦は、クリスティアーノのゴールで先手を取りながら1-2で逆転負け。降格圏(17位)へ足を踏み入れ危機感はより一層高まっている。なにより、懸案事項の守備が不安定(失点数はリーグワースト)なのは気掛かりで、一刻も早く立て直したい。
 
 その点、左ふくらはぎを負傷していた土屋の復帰は朗報だろう。昨季から3バックの主力を担い、7月末に42歳を迎えるCBはいまだ衰え知らずで、12節の名古屋戦ではシモビッチとのマッチアップでもほぼ対等に渡り合った。
 
 体力面、さらには、怪我明けでもある状況を踏まえればフル出場は厳しいかもしれないが、豊富な経験値を誇る土屋の復帰で、堅守の強度を引き上げたい。
 
 またこの試合は、柏への完全移籍が決定したクリスティアーノにとっては甲府でのラストゲーム。「絶対に勝ちたい」という意気込みどおり、攻撃の大黒柱として十分な活躍を果たせるか。

次ページ広島――森保監督体制下、初の2トップスタートで“変革”に挑む。

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