鹿島ひと筋16年目の青木剛が、鳥栖への完全移籍を決断

2016年06月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

葛藤もあったが、「進化と成長を遂げるためには新たな挑戦が必要」。

今季はカップ戦4試合に出場するも、リーグ戦での出番はなかった。写真:上野雅志

 J1の鹿島が6月23日、DF青木剛の鳥栖への完全移籍を発表した。

 青木は2001年に鹿島に入団し、ボランチやCBのバックアップとして数々のタイトル獲得に貢献。鹿島ひと筋16年目を迎えた今季は、カップ戦4試合に出場するも、リーグ戦での出場はなかった。
 
 今回の移籍について本人は、鹿島広報を通して以下ようにコメントしている。
 
「ファーストステージが最終局面を迎える大事な時期ですが、自分の気持ちをしっかりと伝えたかったので、このタイミングでの発表とさせていただきました。
 
 移籍のオファーを受けて、自分の中で二つの思いが交差しました。一つは、鹿島アントラーズでサッカー人生を全うしたいという思い。もう一つは、新天地で自分の力を試したいという思いです。
 
 葛藤はありましたが、サッカー選手として、そして一人の人間として、ここから更に進化と成長を遂げるためには新たな挑戦が必要だという結論に至りました。
 
 鹿島アントラーズでは15年半もの長い間、本当にお世話になりました。アントラーズのファンやサポーターの方たちからの声援を受けながら、これまで共に戦ってこられたことは決して忘れません。そして、何よりも自分が苦しい時に支えていただけたことは、深く心に残っています。
 
 皆さんの歓喜が僕の原動力であり、皆さんに喜んでもらうことが、僕自身にとっての最大の喜びでした。これからのサッカー人生でもアントラーズで得た貴重な経験をいかしていければと考えています。今後もアントラーズファミリーの皆さんから暖かく見守っていただけるよう、新たな舞台で戦い続けたいと思います。
 
 最後になりましたが、僕は鹿島アントラーズに関わる全ての方々への感謝の気持ちでいっぱいです。残り1試合、アントラーズの一員としての責務を全うしたいと思います。皆さん、これまで本当にありがとうございました」
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