「達成するために高卒でデビューしないといけない」
高校生離れしたプレーを披露し続ける大津高のDF村上。写真:森田将義
「アイツはマジでやばい。ドリブルが止められない」
相手FWに対して、そうした感嘆の声を上げることはあっても、DFの選手に対して聞く機会はそうそうない。佐賀県で開催中の九州新人大会で推進力溢れるドリブルだけでなく、本職である守備でも高校生離れしたプレーを披露し続けるのが大津高のDF村上慶(2年)だ。
公立高校初のプレミアリーグ優勝を果たした昨年はCBとしてプレーしたが、今年は同級生に188センチのDF今井獅温(2年)、185センチのDF松野秀亮(2年)という大型のCBがいるため、右SBとしてプレー。持ち味であるボール奪取からの持ち運びで右サイドを駆け上がるだけでなく、ダブルボランチが前に出た際は中央に入って穴を埋める場面も多い。
中央でセカンドボールを拾った際は攻撃を仕掛けるチャンスでもあり、右サイドの選手ながらも左に流れてからのクロスを何度も披露。カットインからゴールを狙う場面も多く、縦横無尽な動きによって攻守両面でチームを牽引し続ける。
DFとしてのベースである守備力も昨年1年間、主力としてプレーしたことで格段に上がっている。
「去年はプレミアで1年間通して隣にいた(五嶋)夏生さんのプレー、全国のフォワードにも負けないところを学ぼうと意識してきました。プレミアの終盤はこれまで夏生さんに頼っていたところを自分ひとりで対処できる回数が増えた。夏生さんにカバーリングをしてもらっていたところも自分で止められるようになった」
【画像】高校生からプロの世界へ…!高校サッカー選手権に出場した2025年プロ内定者を紹介!
相手FWに対して、そうした感嘆の声を上げることはあっても、DFの選手に対して聞く機会はそうそうない。佐賀県で開催中の九州新人大会で推進力溢れるドリブルだけでなく、本職である守備でも高校生離れしたプレーを披露し続けるのが大津高のDF村上慶(2年)だ。
公立高校初のプレミアリーグ優勝を果たした昨年はCBとしてプレーしたが、今年は同級生に188センチのDF今井獅温(2年)、185センチのDF松野秀亮(2年)という大型のCBがいるため、右SBとしてプレー。持ち味であるボール奪取からの持ち運びで右サイドを駆け上がるだけでなく、ダブルボランチが前に出た際は中央に入って穴を埋める場面も多い。
中央でセカンドボールを拾った際は攻撃を仕掛けるチャンスでもあり、右サイドの選手ながらも左に流れてからのクロスを何度も披露。カットインからゴールを狙う場面も多く、縦横無尽な動きによって攻守両面でチームを牽引し続ける。
DFとしてのベースである守備力も昨年1年間、主力としてプレーしたことで格段に上がっている。
「去年はプレミアで1年間通して隣にいた(五嶋)夏生さんのプレー、全国のフォワードにも負けないところを学ぼうと意識してきました。プレミアの終盤はこれまで夏生さんに頼っていたところを自分ひとりで対処できる回数が増えた。夏生さんにカバーリングをしてもらっていたところも自分で止められるようになった」
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昨年9月にはU-17日本代表に選ばれ、初めて日の丸を背負ったことで自信もついた。攻守両面での成長は著しく、今年の高体連でナンバーワンのDFであるのは間違いない。今季に入ってからはJクラブの練習参加を経験。プロのスピード感をいち早く体感できた影響は大きく、「スピードを大津でプレーする時から意識しないと来年Jデビューするとなった時に試合で使われない」と口にする。
昨年ともにプレーした1個上のMF嶋本悠大は、清水エスパルスに加入。15日に行なわれた東京ヴェルディとの開幕戦では、後半アディショナルタイムからの出場ながらもプロデビューを果たした。
村上も高卒でのプロ入りしか考えていない。
「夢はチャンピオンズリーグや欧州の4大リーグでゴールを決めて、観客の大歓声を味わうこと。それを達成するために高卒でデビューしないといけない。1年目からJ1で結果を残して、ヨーロッパに行きたい」
九州大会での活躍ぶりを目の当たりにし、練習参加を打診するJクラブもあった。CBとSBだけでなくボランチをこなせる器用さ、3バックを採用するJクラブの増加によってCBの重要が高まっていることもあり、今後はさらに争奪戦の色合いが強くなっても不思議ではない。
近未来の飛躍に期待を寄せたくなるが、村上自身はまずは目の前にある高校最後の1年間に注力している。
「今年は県の新人戦を取れたのでインターハイ、選手権と県内3冠が目標。プレミアも昨年優勝しているのでウエストを2連覇して、ファイナルも取りたい。選手権は全国での決勝から遠ざかっているし、流経大柏には負けられない。来年、流経大柏とやりたい」
そう意気込む村上の躍動は止まる気配がない。
取材・文●森田将義
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記事:【U-20代表 最新序列】最終ラインは市原吏音が軸。予選でトップ下を努めた中島洋太朗は3列目がベストな選択肢だろう
昨年ともにプレーした1個上のMF嶋本悠大は、清水エスパルスに加入。15日に行なわれた東京ヴェルディとの開幕戦では、後半アディショナルタイムからの出場ながらもプロデビューを果たした。
村上も高卒でのプロ入りしか考えていない。
「夢はチャンピオンズリーグや欧州の4大リーグでゴールを決めて、観客の大歓声を味わうこと。それを達成するために高卒でデビューしないといけない。1年目からJ1で結果を残して、ヨーロッパに行きたい」
九州大会での活躍ぶりを目の当たりにし、練習参加を打診するJクラブもあった。CBとSBだけでなくボランチをこなせる器用さ、3バックを採用するJクラブの増加によってCBの重要が高まっていることもあり、今後はさらに争奪戦の色合いが強くなっても不思議ではない。
近未来の飛躍に期待を寄せたくなるが、村上自身はまずは目の前にある高校最後の1年間に注力している。
「今年は県の新人戦を取れたのでインターハイ、選手権と県内3冠が目標。プレミアも昨年優勝しているのでウエストを2連覇して、ファイナルも取りたい。選手権は全国での決勝から遠ざかっているし、流経大柏には負けられない。来年、流経大柏とやりたい」
そう意気込む村上の躍動は止まる気配がない。
取材・文●森田将義
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