【EURO展望】北アイルランド×ドイツ|攻撃陣が低調なドイツ。大幅なテコ入れも?

2016年06月21日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

ゲッツェのゼロトップに固執する理由はどこにも見出せない。

故障者/北アイルランド=なし ドイツ=なし
出場停止/北アイルランド=なし ドイツ=なし

EURO2016
グループC3節
6月21日(火)/18:00(日本時間25:00)/パリ
北アイルランド×ドイツ
主審:クレマン・チュルパン(フランス)

【注目ポイント】
●レーブ監督がどのような改善策を施すか
●高い強度を誇る北アイルランドの守備ブロック

【試合展望】
 1勝1分けとまずまずのスタートを切ったとはいえ、ドイツは決して順風満帆なわけではない。フンメルスの復帰で安定感を取り戻した守備はともかく、ポーランド戦後に「いつものようにチャンスを作れなかった」とレーブ監督が振り返ったとおり、攻撃面では課題が山積している。

 考えられるのは、レーブ監督が絶大な信頼を寄せるシュバインシュタイガーの先発起用。この主将がピッチに立てばプレー面はもちろん、精神面でも大きなプラス効果が期待できる。その場合は4-1-4-1へのシステム変更が有力だが、ブラジルW杯でも使用した布陣だけに選手たちに戸惑いはないはずだ。

 ゲッツェのゼロトップに固執する理由は、もはやどこにも見出せない。ほとんど機能しなかったこれまでの2試合を鑑みれば、ミュラーもしくはゴメスの起用に踏み切る可能性は低くないだろう。

 対する北アイルランドは前節のウクライナ戦で2-0で勝利し、歴史的な初白星を挙げた。突出したタレントこそ不在だが、コンパクトな守備ブロックは高い強度を誇る。敵の強力な攻撃を凌ぎつつ、得意のセットプレーからワンチャンスをモノにできれば――。世界王者を相手に一泡吹かせても不思議はない。

文:ワールドサッカーダイジェスト編集部

【北アイルランド代表名鑑】選手&監督のデータ&情報が満載!

【ドイツ代表名鑑】選手&監督のデータ&情報が満載!

命運を握るレフェリーにも注目/クレマン・チュルパン

パリとパルク・デ・プランスの覚えておきたい歴史や文化
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事