「プロになって1番大きな怪我」から復帰
ミラン戦で先発した上田。ただ12タッチ、シュート0本でハーフタイムに交代となった。(C)Getty Images
オランダリーグの優勝争いはアヤックスとPSVの2チームに絞られた。もう1つのビッグクラブ、フェイエノールトは今季、チャンピオンズリーグ(CL)で健闘しているものの、国内リーグでは5位と低迷している。
3位のユトレヒト、4位のAZを抜いて、来季のCL予選出場権を確保することが、今季のフェイエノールトにとってマストだ。そこで首脳陣は2月10日、ブライアン・プリスケを解任し、リザーブチームの指揮官、パスカル・ボスハールトを暫定監督にすることを決定した。
その2日後、CLノックアウトフェーズ・プレーオフ、ミランとの第1レグを1−0で制すと、記者会見で「早速、ボスハールト効果が出ましたね」との声が飛んだが、当の指揮官は「いや、これはチーム効果だ」と全員一丸となって掴んだ勝利であったことを力説した。
上田綺世は前半だけのプレーに留まった。見せ場は22分、右からのクロスを中央でトラップしてからドリブルで右ポケットを突き、クロスを上げたシーン。また、ポストプレーがかなり安定していた。しかし後半開始のピッチに日本代表FWの姿はなく、アルゼンチン人のフリアン・カランサが代わりにストライカーを務めた。
【動画】ミランGKが痛恨ミス→フェイエノールトの決勝点
3位のユトレヒト、4位のAZを抜いて、来季のCL予選出場権を確保することが、今季のフェイエノールトにとってマストだ。そこで首脳陣は2月10日、ブライアン・プリスケを解任し、リザーブチームの指揮官、パスカル・ボスハールトを暫定監督にすることを決定した。
その2日後、CLノックアウトフェーズ・プレーオフ、ミランとの第1レグを1−0で制すと、記者会見で「早速、ボスハールト効果が出ましたね」との声が飛んだが、当の指揮官は「いや、これはチーム効果だ」と全員一丸となって掴んだ勝利であったことを力説した。
上田綺世は前半だけのプレーに留まった。見せ場は22分、右からのクロスを中央でトラップしてからドリブルで右ポケットを突き、クロスを上げたシーン。また、ポストプレーがかなり安定していた。しかし後半開始のピッチに日本代表FWの姿はなく、アルゼンチン人のフリアン・カランサが代わりにストライカーを務めた。
【動画】ミランGKが痛恨ミス→フェイエノールトの決勝点
なぜ、上田は45分だけしかプレーしなかったのだろうか? 試合後、日本人記者団の前に姿を現した背番号9は「あまり詳しくは喋れませんが」と前置きしながら、丁寧に語ってくれた。
「自分の怪我と向き合いながら、ということもあります。(負傷から)復帰してからずっとハードスケジュールでやってきて、多少、"張り"があったりする。そのリスクをなるべく負いたくないタイミングです。今、再発するわけにはいかないので、メディカルスタッフと話し合って、自分の身体に対する向き合い方、リスクなど、しっかり対処していきたい」
負傷したのは昨年10月30日のアヤックス戦でのこと。「プロになって1番大きな怪我だった」という上田は、3か月後の1月22日、CLグループフェーズ第7節のバイエルン戦の83分から出場。89分には自ら復帰を祝うゴラッソを決め、3-0の勝利に貢献した。
その後はリール戦(1-6)、アヤックス戦(1-2)、PSV戦(0-2)、スパルタ戦(3-0)の4試合の連戦に絡んだが(うち先発は2試合)、インパクトを残せず。PSV戦後、プリスケ監督(当時)は「まだウエダは本調子ではない」と語っていた。
「自分の怪我と向き合いながら、ということもあります。(負傷から)復帰してからずっとハードスケジュールでやってきて、多少、"張り"があったりする。そのリスクをなるべく負いたくないタイミングです。今、再発するわけにはいかないので、メディカルスタッフと話し合って、自分の身体に対する向き合い方、リスクなど、しっかり対処していきたい」
負傷したのは昨年10月30日のアヤックス戦でのこと。「プロになって1番大きな怪我だった」という上田は、3か月後の1月22日、CLグループフェーズ第7節のバイエルン戦の83分から出場。89分には自ら復帰を祝うゴラッソを決め、3-0の勝利に貢献した。
その後はリール戦(1-6)、アヤックス戦(1-2)、PSV戦(0-2)、スパルタ戦(3-0)の4試合の連戦に絡んだが(うち先発は2試合)、インパクトを残せず。PSV戦後、プリスケ監督(当時)は「まだウエダは本調子ではない」と語っていた。