トップ下? ボランチ? 最適解は...
神戸戦で抜群の存在感を放った中島。U-20代表での活躍にも注目が集まる。(C)SOCCER DIGEST
U-20ワールドカップのアジア最終予選を兼ねたU-20アジアカップが、2月12日に中国で開幕した。
船越優蔵監督が率いるU-20日本代表の初戦は14日。タイと相まみえる。アジアの出場枠は4つ。4チームで争われるグループステージで上位2チームに入り、準々決勝を突破できれば世界大会への扉が開く。
狭き門をくぐり抜けるべく、船越ジャパンは現地で最終調整を進めているなかで、予選突破のキーマンになりそうなのが広島のMF中島洋太朗だ。
千葉や広島で活躍した中島浩司氏を父に持ち、広島ユースに所属していた高校1年生の頃から頭角を現す。高精度のパスと創造性豊かなプレーで司令塔として名を挙げ、高校2年次の9月にはプロ契約を結ぶ。
秋にはU-17ワールドカップに出場。ボランチのレギュラーとして攻撃を司り、世界の強豪国と互角に渡り合った。課題だった守備でも成長の跡を示し、勘の良さとポジショニングを武器にボールを回収。攻守で違いを作り出し、チームに欠かせない選手として森山佳郎監督から重宝された。
高校3年生だった昨季はユースで10番を背負い、U-18高円宮杯プレミアリーグに出場しつつ、J1でも活躍。12試合に出場し、ミヒャエル・スキッベ監督から高い評価を得た。
ロス五輪を目ざすU-19代表(現在のU-20代表)でもコアメンバーとして活動した。昨年9月のU-20アジアカップ予選にも出場し、トップ下で力を発揮。本大会出場に大きく貢献したのは記憶に新しい。
【画像】ワールドカップの出場権をかけてアジアカップに挑むU-20日本代表招集メンバーを一挙紹介!
船越優蔵監督が率いるU-20日本代表の初戦は14日。タイと相まみえる。アジアの出場枠は4つ。4チームで争われるグループステージで上位2チームに入り、準々決勝を突破できれば世界大会への扉が開く。
狭き門をくぐり抜けるべく、船越ジャパンは現地で最終調整を進めているなかで、予選突破のキーマンになりそうなのが広島のMF中島洋太朗だ。
千葉や広島で活躍した中島浩司氏を父に持ち、広島ユースに所属していた高校1年生の頃から頭角を現す。高精度のパスと創造性豊かなプレーで司令塔として名を挙げ、高校2年次の9月にはプロ契約を結ぶ。
秋にはU-17ワールドカップに出場。ボランチのレギュラーとして攻撃を司り、世界の強豪国と互角に渡り合った。課題だった守備でも成長の跡を示し、勘の良さとポジショニングを武器にボールを回収。攻守で違いを作り出し、チームに欠かせない選手として森山佳郎監督から重宝された。
高校3年生だった昨季はユースで10番を背負い、U-18高円宮杯プレミアリーグに出場しつつ、J1でも活躍。12試合に出場し、ミヒャエル・スキッベ監督から高い評価を得た。
ロス五輪を目ざすU-19代表(現在のU-20代表)でもコアメンバーとして活動した。昨年9月のU-20アジアカップ予選にも出場し、トップ下で力を発揮。本大会出場に大きく貢献したのは記憶に新しい。
【画像】ワールドカップの出場権をかけてアジアカップに挑むU-20日本代表招集メンバーを一挙紹介!
迎えた今季はトップチームでいきなり躍動。2月8日の富士フイルムスーパーカップ(対神戸/2-0)では3-4-2-1のボランチで先発フル出場。強度の高い守備と冷静な判断で攻撃を組み立て、今季の飛躍を予感させるパフォーマンスを見せた。
その試合を終え、そのままU-20代表に合流。日本から中国の深圳に渡り、初戦に向けて調整を進めている。
現状ではボランチとトップ下での起用が想定されているなかで、中島をどこで使うか。最大限に活かすことが予選突破のキーになる。
先述の予選を踏まえればトップ下がベターな選択肢となるが、ここの一番手は船越ジャパンの主力で、中島とU-17代表でも共闘したMF佐藤龍之介(岡山)。となれば、中島をボランチに置くことが最適解となる。
ゴール前に入っていける佐藤の機動力とテクニックを活かすために、中島に求められるのはゲームメイクの部分。長短織り交ぜたパスでボールを散らしつつ、積極的に高い位置を取ってアタッカーのサポートに入りたい。キープ力にも秀でており、狭いエリアで前を向く技術も高いため、中島がよりボールに触れられればチャンスの数は増えるだろう。
ロス五輪世代の"顔"とも言える中島がアジアの舞台でどのようなプレーを見せるのか。船越ジャパンを牽引する背番号8に注目したい。
取材・文●松尾祐希(サッカーライター)
記事:【U-20代表 最新序列】最終ラインは市原吏音が軸。予選でトップ下を努めた中島洋太朗は3列目がベストな選択肢だろう
記事:「18歳があのプレーするか?って」広島のキャプテン佐々木翔が衝撃を受けた"逸材"は?「はっきりと恐ろしいなと」
【画像】卓越した技術と戦術眼で中盤を支配!サンフレッチェ広島・中島洋太朗を特集!
その試合を終え、そのままU-20代表に合流。日本から中国の深圳に渡り、初戦に向けて調整を進めている。
現状ではボランチとトップ下での起用が想定されているなかで、中島をどこで使うか。最大限に活かすことが予選突破のキーになる。
先述の予選を踏まえればトップ下がベターな選択肢となるが、ここの一番手は船越ジャパンの主力で、中島とU-17代表でも共闘したMF佐藤龍之介(岡山)。となれば、中島をボランチに置くことが最適解となる。
ゴール前に入っていける佐藤の機動力とテクニックを活かすために、中島に求められるのはゲームメイクの部分。長短織り交ぜたパスでボールを散らしつつ、積極的に高い位置を取ってアタッカーのサポートに入りたい。キープ力にも秀でており、狭いエリアで前を向く技術も高いため、中島がよりボールに触れられればチャンスの数は増えるだろう。
ロス五輪世代の"顔"とも言える中島がアジアの舞台でどのようなプレーを見せるのか。船越ジャパンを牽引する背番号8に注目したい。
取材・文●松尾祐希(サッカーライター)
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