大久保PK弾も勝ち切れず… 川崎、痛恨ドローで首位陥落

2016年06月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

17節を前に鹿島に首位の座を明け渡す。

川崎は大久保のPKで同点に追いついたものの、勝ち越し点を奪えず。痛恨のドローとなった。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

[J1・第1ステージ16節] 福岡 2-2 川崎 6月18日/レベスタ

 J1リーグは6月18日、第1ステージ16節の9試合を開催。首位の川崎は敵地に乗り込んで最下位の福岡と対戦し、2-2のドローに終わった。川崎は首位の座から陥落した。

 試合は、主将の中村を腰痛で欠く川崎に対して、立ち上がりから果敢にハイプレスを仕掛けてきた福岡が先手を奪う。9分、16分に五輪代表候補の金森健志がいずれも中央の守備を破ってゴールを決め、福岡が2点を先行する。

 初タイトルを見据える川崎は、2位の鹿島に勝点1差で追われているだけに負けることはできない。苦しい立ち上がりとなったが、ようやくリズムを掴むと、42分にCKの流れからチャンスが生まれる。大島僚太のスルーパスに抜け出した小林悠が鮮やかなループシュートを決め、1点を返した。

 福岡の1点リードで折り返した後半は、川崎が猛攻を仕掛ける。そして72分、大島がペナルティエリア内で倒されてPKを得ると、これを大久保嘉人がGKイ・ボムヨンとの駆け引きを制してゴール中央に流し込み、同点に追いつく。大久保は今季11点目、J1通算167点目とした。

 同点に追いついた川崎は、その後も大久保が至近距離から強烈なシュートを放つなど、決定機を作り出すが、追加点が奪えない。終盤、さらに攻撃の手を強めた川崎だが、福岡の粘り強いディフェンスの前にゴールが遠い。

 結局、2-2のまま試合終了。川崎は勝点1を積み上げるにとどまり、神戸に勝利した鹿島に首位の座を明け渡した。

 6月25日の17節で、首位の鹿島はホームで福岡と、2位の川崎はホームで大宮と対戦する。

 
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