自分にしかない良さを出す。スタメン奪取に自信満々
岡山で新たなスタートを切った佐藤。攻撃のキーマンとして、かかる期待は大きい。写真:元川悦子
2024年のJ1昇格プレーオフを制し、25年は悲願の最高峰リーグに初参戦するファジアーノ岡山。木山隆之監督率いるチームは1月19日からスタートした宮崎キャンプの真っ只中だ。2日目の20日は2部練習で、午前中はゲーム形式などで基本戦術や連係面を確認。午後はセットプレーを入念に行なった。
昨季J2の岡山は総失点29と、横浜FCの最少27に次ぐ堅守を見せたが、総得点は48とリーグ10位にとどまった。J1残留・定着を現実にしようと思うなら、得点力アップは必須。昨季に二桁ゴールをマークしたのは岩渕弘人ただ1人だったが、FWと2列目アタッカー陣を含めて、ゴールという結果により強くこだわらなければならないだろう。
「今季はゴール・アシストを合わせて二桁はいきたい。毎試合、自分が出てベストを尽くすことを目標に掲げています」と力強く宣言したのは、FC東京から育成型期限付き移籍で加入した18歳の佐藤龍之介。2028年ロス五輪世代の注目アタッカーである。
佐藤はご存じの通り、16歳だった2023年8月にFC東京のトップに昇格。同年のU-17ワールドカップに参戦し、24年夏にはパリ五輪のトレーニングパートナーも務めた逸材だ。大岩剛監督も「五輪本大会に連れていきたかった」と言うほど、非凡な攻撃センスを高く買っていた。
けれども、2023~24年のJ1出場は合計3試合のみ。特に昨季は「開幕からメンバー入りが期待できるような立ち位置でキャンプに臨めたんですけど、全然使ってもらえなかった。練習で良いパフォーマンスをして『絶対、次の週は入る』と確信を持っても外されました」と本人は悔しさをにじませた。
シーズン終盤は「自分がコントロールできない部分に感情移入してもメンタルが持たない。『自分にフォーカスして取り組もう』と割り切ってやっていました」と、苦境と必死に戦い続けたという。
昨季J2の岡山は総失点29と、横浜FCの最少27に次ぐ堅守を見せたが、総得点は48とリーグ10位にとどまった。J1残留・定着を現実にしようと思うなら、得点力アップは必須。昨季に二桁ゴールをマークしたのは岩渕弘人ただ1人だったが、FWと2列目アタッカー陣を含めて、ゴールという結果により強くこだわらなければならないだろう。
「今季はゴール・アシストを合わせて二桁はいきたい。毎試合、自分が出てベストを尽くすことを目標に掲げています」と力強く宣言したのは、FC東京から育成型期限付き移籍で加入した18歳の佐藤龍之介。2028年ロス五輪世代の注目アタッカーである。
佐藤はご存じの通り、16歳だった2023年8月にFC東京のトップに昇格。同年のU-17ワールドカップに参戦し、24年夏にはパリ五輪のトレーニングパートナーも務めた逸材だ。大岩剛監督も「五輪本大会に連れていきたかった」と言うほど、非凡な攻撃センスを高く買っていた。
けれども、2023~24年のJ1出場は合計3試合のみ。特に昨季は「開幕からメンバー入りが期待できるような立ち位置でキャンプに臨めたんですけど、全然使ってもらえなかった。練習で良いパフォーマンスをして『絶対、次の週は入る』と確信を持っても外されました」と本人は悔しさをにじませた。
シーズン終盤は「自分がコントロールできない部分に感情移入してもメンタルが持たない。『自分にフォーカスして取り組もう』と割り切ってやっていました」と、苦境と必死に戦い続けたという。
それだけに、「2025年は絶対に試合に出る」と決意を固めていた。それをFC東京で目ざすのか、環境を変えるのか。考え抜いた結果、佐藤は岡山に赴く決断を下した。
「東京も今季、監督が代わって、そこで得られる事も多いと思ったし、プレーしたい気持ちもありました。でもいろんな選手に身の振り方を相談したら『移籍で得られることも多いし、人としても成長できる』という言葉をたくさんもらって、『一度外に出て自分の価値を上げることも大事なのかな』と思いました。
もちろん岡山にも激しい競争があって、それに勝たないと試合に出られないのは分かっていた。あえてそこにチャレンジしようという気持ちが湧いてきたんです」と、彼は偽らざる本音を吐露していた。
実際、岡山の2シャドーはこれまでの主力である岩渕、木村太哉に加えて、元日本代表の江坂任というビッグネームも参戦。将来性を高く評価されている佐藤と言えども、定位置が保証されているわけではないのだ。
「でも、ここで練習をしてみて、僕は『全然やれるな』という感覚しかない。競争は大歓迎ですし、自分にしかない良さを出せば、必ずスタメンを取れると思っています。それを言葉にすると、運動量のところと、アイデアやゴールに直結するプレー。木山監督とはまだ深くは話してないですけど、これまでいたシャドーの選手にない部分を出すことを求められています。岡山はシャドーが得点を取ることは非常に重要。そこは特に意識してやりたいですね」と、18歳の若武者はギラギラ感を前面に押し出した。
【画像】際立つデザインがずらり! Jクラブの2025年シーズン新ユニホームを特集!
「東京も今季、監督が代わって、そこで得られる事も多いと思ったし、プレーしたい気持ちもありました。でもいろんな選手に身の振り方を相談したら『移籍で得られることも多いし、人としても成長できる』という言葉をたくさんもらって、『一度外に出て自分の価値を上げることも大事なのかな』と思いました。
もちろん岡山にも激しい競争があって、それに勝たないと試合に出られないのは分かっていた。あえてそこにチャレンジしようという気持ちが湧いてきたんです」と、彼は偽らざる本音を吐露していた。
実際、岡山の2シャドーはこれまでの主力である岩渕、木村太哉に加えて、元日本代表の江坂任というビッグネームも参戦。将来性を高く評価されている佐藤と言えども、定位置が保証されているわけではないのだ。
「でも、ここで練習をしてみて、僕は『全然やれるな』という感覚しかない。競争は大歓迎ですし、自分にしかない良さを出せば、必ずスタメンを取れると思っています。それを言葉にすると、運動量のところと、アイデアやゴールに直結するプレー。木山監督とはまだ深くは話してないですけど、これまでいたシャドーの選手にない部分を出すことを求められています。岡山はシャドーが得点を取ることは非常に重要。そこは特に意識してやりたいですね」と、18歳の若武者はギラギラ感を前面に押し出した。
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