【EURO展望】ウクライナ×北アイルランド|勝敗を左右するのは“二本の矢”

2016年06月16日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

ともに初戦を落とし、背水の陣。

故障者/ウクライナ=なし 北アイルランド=なし
出場停止/ウクライナ=なし 北アイルランド=なし

EURO2016
グループC2節
6月16日(木)/18:00(日本時間:25:00)/リヨン
ウクライナ×北アイルランド
主審:パベル・クラロベツ(チェコ)

【注目ポイント】
●ともに初戦を落とし、後がない状況
●コノプリャンカとヤルモレンコの個人技
●北アイルランドは5バックか、4バックか
 
【試合展望】
 初戦を落としている両国にとっては、グループステージ突破に向けて絶対に負けの許されない重要な一戦となる。
 
 優勢に試合を進めるのはウクライナだろう。スタメン変更があるとすれば、ドイツ戦で若さを露呈したコバレンコのトップ下、シュートゼロに終わったゾズリャのCFか。前者はセントラルMFを務めたシドルチュクが回り、後者は予選プレーオフでゴールを決めているセレズニョフが先発する可能性がある。
 
 伝統のカウンターがウクライナ最大の武器ながら、ボールポゼッションで上回る可能性の高いこの試合は、中盤で素早くパスを繋ぎつつサイドに展開して数的優位の状況を作り出し、コノプリャンカとヤルモレンコの個人技に活路を見出すことになるだろう。ドイツ戦で本領を示せなかった"二本の矢"の出来が、成否を左右するのは間違いない。
 
 対する北アイルランドは、大半の時間を守備に追われる厳しい展開が予想される。持ち前のハードワークとフィールドプレーヤー全員の献身で成り立つ堅守から、ボール奪取後はキャプテンのデイビスを起点としたロングカウンターで敵陣に迫る攻撃が十八番の得点パターンながら、ポーランド戦は防戦一方となり、エースのラファティーが前線で孤立する場面が目立った。
 
 守備をがっちり固める5バックの布陣で引き続き戦えば、ポーランド戦の二の舞を演じる恐れも考えられるだけに、あるいは予選で採用していた4-3-3に切り替えてくる可能性もありそうだ。
 
文:ワールドサッカーダイジェスト編集部
 
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