カイオへの人種差別的な投稿を受け、鹿島が公式HPで見解

2016年06月12日 広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

「このような事象が発生したことは誠に残念です」と鹿島公式HP。

カイオ(7番)の活躍もあり、浦和との大一番を制した鹿島。差別的な投稿に胸を痛めるカイオは、自身のアカウントで「差別や偏見を持つこの方は、可哀想で未熟だ」としつつも、「神様がこの人を許して欲しいと思う」とも記した。(C)SOCCER DIGEST

[J1・1stステージ15節]浦和レッズ 0-2 鹿島アントラーズ
2016年6月11日/埼玉スタジアム2002
 
 2-0で完勝した浦和戦後、SNSのツイッターでカイオに対し、浦和のサポーターを名乗る男性の差別的な投稿があったことを受け、鹿島がクラブの公式HPで見解を示した。
 
「6月11日(土)に開催された2016明治安田生命J1リーグ 1stステージ 第15節 浦和レッズ戦終了後、SNS上でカイオ選手に対する差別的な投稿が確認されました。本件については、Jリーグと連携を取りながら事実確認を進めておりますことお知らせいたします。
 
 Jリーグ及びJクラブでは、差別や暴力のない世界を目指して定期的に各種啓発活動が実施されており、その中でこのような事象が発生したことは誠に残念です。
 
 差別行為はいかなる状況においても許されないことであり、鹿島アントラーズでは今後もJリーグと連携を取りながら差別撲滅に向けた取り組みを進めてまいります」
 
 カイオはこの日、37分には遠藤康のお膳立てから、鹿島の最初の決定機となる際どいボレーシュートを放てば、52分の金崎夢生の先制点の起点になるなど、勝利に貢献。87分に永木亮太と交代するまで、持ち前のテクニックを武器に鹿島の攻撃に絶妙なアクセントをもたらす活躍を見せた。
 
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