美しく感動的だった“ディエゴ・オリヴェイラへの花道”は即興だったのか、それとも…。FC東京の高宇洋が明かした「粋な演出の裏話」

2024年12月12日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

「最高にリスペクトしてもらって」

花道を通るディエゴ・オリヴェイラ。写真:永島裕基

 2024年12月8日、味の素スタジアムで開催されたFC東京とセレッソ大阪との一戦(FC東京が3-0で勝利)は、今季限りでの現役引退を発表していたディエゴ・オリヴェイラのラストゲームでもあった。

 試合前の「DIEGO 9」というコレオグラフィーはもちろん、D・オリヴェイラが交代する際に両チームの選手たちが作った花道も美しかった。

 感動的でもあった花道は、即興で作られたものなのか。試合後、FC東京の高宇洋に「誰が提案したのか」というニュアンスの質問をすると、このボランチは次のように答えてくれた。
 
「試合前ですね。セレッソ大阪の選手たちとやろうということになって」

 この粋な演出を、D・オリヴェイラは深く感動していた。

「私がピッチを去る時、相手のチームにもああやって最高にリスペクトしてもらって、彼らのファン・サポーターにも(この場を借りて)お礼を伝えたいです。花道に差し掛かったタイミングで泣いてしまいました(笑)。おそらく私が泣いた姿を息子に見られたのは今回が初めてでした。あの涙は嬉し涙です。見られても恥ずかしくない、良い涙です。本当にああやって送ってくれて本当に感謝しています」

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

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