「勝負弱さを感じた年」FC東京の高宇洋が反省の弁。FC町田ゼルビア、東京ヴェルディよりも低い順位に終わった現実には…

2024年12月09日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

勝点を拾える試合をことごとく落とした印象

今季の戦いぶりを振り返ってくれた高。写真:永島裕基

 12月8日、FC東京は今季のホーム最終戦(相手はセレッソ大阪)を3-0で勝利。今季限りでの現役引退を発表していたディエゴ・オリヴェイラを良い形で送り出せた。この日のスタジアムの入場者数は3万人以上ということもあり、最高の雰囲気の中で今季を締め括ったとも言えるだろう。

 ただ、J1リーグの順位は平凡な7位。優勝争いに絡めず、カップ戦でも結果を残せないまま無冠に終わった。この結果を受け、キャプテンのひとりである高宇洋は次のように反省していた。

「攻守が連動した今日のような試合をシーズン通してやらないといけません。今年は勝負弱さを感じた年だったので、そこを改善できればと思います。今日のような勝ち方をなぜ他の試合でもできなかったか、セレッソ大阪戦を終えた後も考えていました。こういうシーズンになってしまったのは残念ですし、もっと上に行くために僕個人も頑張りたいです」

 順位表を見ると、同じ東京都の街を本拠地とするFC町田ゼルビア(3位)、東京ヴェルディ(6位)よりも低い順位に終わっている。ファン・サポーターも受け入れ難い現実に違いない中、高は「非常に悔しい」と話した。

「その2クラブに限らず、どのクラブに負けることも悔しいです。勝つためにもっとやらないといけません。勝てるゲーム、勝点を拾える試合をことごとく落とした印象があるので、その意味で勝負強さを身に付けたい」
 
 勝つために、高は「練習でやるしかない」とも述べている。

「全員が同じ方向を向いて、やるしかないと思います」

 「勝負弱さ」はFC東京・加入1年目の選手からよく聞かれるフレーズである。果たして、来季、FC東京はその勝負弱さを払拭できるか。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

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