2024年12月８日、FC東京のホーム最終戦でディエゴ・オリヴェイラの引退セレモニーが行なわれた。FC東京に加入した2018年から計７シーズン、不動のエースストライカーとしてゴールを決めてきたブラジル人FWは、長年応援してくれたファン・サポーターに向けて愛あるメッセージを送った。

「この場を借りて柏のチームにもお礼を伝えたいです。日本に来るきっかけになったチームで、大変お世話になりました。改めて皆さんにお礼を申し上げたいです。そして今日ここにいるファン・サポーターの皆さん、一番大切な存在だと思っています」

　そんなD・オリヴェイラはチームメイトへの感謝も忘れない。

「ここにいるスタッフ、選手、関係者の皆さん、私と一緒に戦ってくれたことを感謝しています。長い間、FC東京に加入してから特に森重（真人）選手、東（慶悟）選手にはすごくお世話になって、それを改めてここで伝えたいです」
 

　「言葉では伝えきれない」と感謝の意を示したD・オリヴェイラは次のように言葉を継ぐ。

「今回の決断についてクラブから慰留されましたが、自分の気持ちを尊重してもらいました。今まで良い時も悪い時も支えていただいて、本当にありがとうございました。感謝の気持ちしかありません」

　セレモニー後も鳴り止まなかった「ディエゴ・コール」。2023年シーズンにキャリアハイの15ゴール（J１リーグのみ）を挙げるなどD・オリヴェイラがFC東京で残してきた実績は色褪せない。たとえピッチから去ったとしても、彼のプレーはファン・サポーターの中で生き続ける。

取材・文●白鳥和洋（サッカーダイジェストTV編集長）

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