【J1展望】G大阪×湘南|移籍が迫る宇佐美。「恩返しのゴール」を決めるか?

2016年06月10日 サッカーダイジェスト編集部

G大阪――ボランチで定位置を掴みつつある倉田。中盤の新たなキーマンに。

故障者/G大阪=オ・ジェソク、長沢 湘南=菊地
出場停止/G大阪=なし 湘南=菊池

 
J1リーグ1stステージ・15
ガンバ大阪×湘南ベルマーレ
6月11日(土)/14:00/市立吹田サッカースタジアム
 
ガンバ大阪
1stステージ成績(14節終了時):8位 勝点19 6勝1分6敗 14得点・12失点
 
【最新チーム事情】
●宇佐美にドイツ1部・アウクスブルクからオファー。移籍が決定的と見られる。
●藤春がリオ五輪のオーバーエイジの有力候補に。
●遠藤がJ1通算100ゴールまで、あと1ゴールに迫る。
●吹田スタジアムで初のリーグ戦連勝を狙う。
 
【担当記者の視点】
 宇佐美のアウクスブルク移籍、藤春のオーバーエイジ候補の話で注目を集めるなか、ホームで湘南戦を迎える。前節はアウェーのFC東京戦で0-1と惜敗し、連勝は2でストップ。アデミウソンの3試合連続ゴールもならなかった。しかし、ホームでは磐田戦に続き、今季初のリーグ戦連勝が懸かっており、チームの士気は高い。
 
 予想布陣で注目は、最近ボランチでの起用が続く倉田だ。本来は2列目を主戦場とするが、新境地で新たな才能を見せつつある。中盤の底から見せる力強い上がりに加え、スピードに乗ったドリブルでマークを剥がせる存在だけに、勝敗を左右するポイントとなるだろう。
 
 気掛かりであり、注目でもあるのが宇佐美だ。3日のブルガリア戦は44分から途中出場し、先発した7日のボスニア・ヘルツェゴビナ戦は74分までプレー。間違いなく疲労が蓄積しており、決して万全とは言えない。
 
 もっとも今夏の移籍が決まるとなれば、ホーム戦で勇姿が見せられるのは残り3試合(今節、15日の10節・浦和戦、25日の17節・名古屋戦)。本人もそれは意識しているはずで、サポーターへの恩返しとなるゴールを決められるか。
 
 オーバーエイジ候補として熱視線を浴びる藤春も気合いは十分。リオ五輪出場に前向きな姿勢を示し、出場となれば第2ステージは一時離脱となる。それだけに『出られる時に貢献したい』と考えるのは自然の流れ。世間の耳目を集める宇佐美&藤春の縦ラインから目が離せない。
 
 

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