【J1展望】|磐田-FC東京|新旧エース対決。磐田は前田のJ1通算150ゴールを阻止できるか

2016年06月10日 サッカーダイジェスト編集部

磐田――元エースの前田をいかにして封じるか。

故障者/磐田=松井、カミンスキー、八田、荒木、清水 FC東京=石川、室屋
出場停止/磐田=なし FC東京=米本

J1リーグ・1stステージ15
ジュビロ磐田 – FC東京
6月11日(土)/15:00/エコパスタジアム
 
ジュビロ磐田
1stステージ成績(14節終了時):10位 勝点19 5勝4分5敗 18得点・22失点
 
【最新チーム事情】
●小林がキリンカップ決勝のボスニア・ヘルツェゴビナ戦で代表戦デビュー。
●ナビスコカップ・名古屋戦で新戦力のDFパパドプーロスが先発初出場も前半だけ交代。
●GK陣はカミンスキーに続き、八田も故障を抱えた。FC東京戦は志村が先発か。
 
【担当記者の視点】
 前節の川崎戦、5日のナビスコカップ・名古屋戦と公式戦2連敗。怪我人も多く、名波監督が「少し負のオーラが出始めているので、それを分かりやすく断ち切るという意味でも勝点3がほしい」と話せば、ボランチの宮崎も「まずは相手の良さを出させないようにチームとしで警戒しながら、自分たちの良さを出したい」と語る。
 
 警戒すべきポイントのひとつが、磐田で2度の得点王に輝き、昨季FC東京に移籍したFW前田だ。前線での動き出しの巧さはJリーグ屈指で、磐田の高いラインとの駆け引きは見もの。また、阿部のゴール前への仕掛けにも的確な対応が必要となる。
 
 前田と入れ替わるように磐田に加入した新エースのジェイが、ナビスコカップで復帰初ゴールを挙げたのは好材料。試合は両FWの決定力にもかかってきそうだ。
 
 なお、前田はあと1得点で通算150得点となる。名波監督は、「メモリアルなゴールに王手をかけてウチと当たるのは何かの縁だと思う。駒野も前田もかつてクラブのために身を粉にして闘い、タイトルをもたらしてくれた選手。サポーターの方たちには、温かく彼らをエコパに迎え入れてほしい」と語った。
 

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