【J1展望】|甲府×福岡|クリスティアーノvsウェリントン。下位対決で輝くのはどちらの助っ人か?

2016年06月10日 サッカーダイジェスト編集部

甲府―― 怪我人続出、“急造3バック”で臨む公算が大きい。

故障者/甲府=新井、ニウソン、盛田、森、保坂 福岡=中原貴、中原秀
出場停止/甲府=なし 福岡=ダニルソン

J1リーグ1stステージ・15
ヴァンフォーレ甲府-アビスパ福岡
6月11日(土)/15:30/山梨中銀スタジアム
 
ヴァンフォーレ甲府
1stステージ成績(14節終了時):14位 勝点11 2勝6分6敗 16得点・26失点
 
【最新チーム事情】
●前節の鹿島戦で、山本、土屋が負傷。また今週の練習ではニウソン、津田も負傷離脱し欠場濃厚。
●福岡戦に向けて、カウンターとウイングバックの位置取りを意識してトレーニング。
●試合間隔が空いた先週末を利用して「主に失点シーンについて、こちらから指示するのではなく、選手同士で議論し合うようなミーティング」(佐久間GM兼監督)を行なった。
●12節の名古屋戦の接触プレーで裂傷を負い、入院治療していた保坂が今週退院。練習場にも姿を見せる。
 
【担当記者の視点】
 0-4で敗れた前節の鹿島戦で、山本、土屋の両CBが負傷。さらに、トレーニングで津田も戦線離脱し、今節は"急造3バック"で臨む公算が大きい。畑尾、新里、橋爪で形成するであろう3バックは、今季リーグ戦では初の組合せとなり、守備の強度という面で不安は拭えない。
 
 今季リーグ戦で完封したのは神戸との開幕戦のみ。ただでさえ自慢の堅守に綻びが生じているだけに、3バックを中心とした守備の出来が今節の鍵を握ると言って過言ではないだろう。
 
 一方で前線は、エースのクリスティアーノを軸に、いかにカウンターで脅威を与えられるかがポイント。怪我から復帰したばかりのチュカのパフォーマンスは気掛かりだが、相手の出方を窺いながら、チャンスを効果的に活かせるか。

次ページ福岡――ウェリントンを軸に相手を押し込みたい。

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