本田でも香川でもない? ハリルジャパン最大のキーマンが清武になる可能性も…

2016年06月04日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

清武がボスニア・ヘルツェゴビナ戦でもハイパフォーマンスを披露すれば。

ハリルホジッチ監督のアドバイスもあってか、清武はブルガリア戦で躍動。チャンスメイクが冴えていた。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

[キリンカップ]日本代表7-2ブルガリア代表
6月3日/豊田スタジアム
 
 左サイドで先発起用された清武がテンポよく攻撃を展開できた背景には、ハリルホジッチ監督のアドバイスがあった。
 
「キヨ(清武)とは左サイドの動きについてディスカッションしました。彼はテクニックがある選手です。そして、パスのクオリティも良い。ただ、時々やりすぎるところがありました。なので、彼には『もっとシンプルにやってくれ』と指示しました」(ハリルホジッチ監督)
 
 清武のシンプルかつスピーディなボール回しは、間違いなくチームの攻撃を活性化させていた。香川がエリア内にタイミング良く入ってシュートに行くシーンが見られたのも、そうした清武の振る舞いと無関係ではないだろう。
 
 香川との相性の良さを見せつけた清武が、6月7日のボスニア・ヘルツェゴビナ戦でもスタメンに名を連ねる可能性は高い。ブルガリア戦に続いて彼がハイパフォーマンスを披露すれば……。ハリルホジッチ監督は嬉しい悲鳴をあげることになるだろう。ワールドカップ最終予選に向けて最大のキーマンにすべきは、本田か、香川か、それとも清武か。
 
 ひとつ確かなのは──。「自分が引っ張っていかないといけない立ち位置」と自ら鼓舞していた清武にとっては、9月から始まるワールドカップ最終予選は〝勝負の舞台″になる。
 
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