次世代のアスレティックトレーナーを支援する「SOCCER MEDICAL CAMP 2024」開催レポートVol.1

2024年11月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

高円宮記念JFA夢フィールドで行なわれたSOCCER MEDICAL CAMP 2024には、20名の受講生が参加。初日には、日本代表の活動拠点となる同施設の見学も行なわれた。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)

「SOCCER MEDICAL CAMP」はJFAソーシャルバリューパートナーであるニチバン株式会社と公益財団法人日本サッカー協会の共催で2019年にスタートした次世代アスレティックトレーナー育成プロジェクトです。ここでは7月14日からの「SOCCER MEDICAL CAMP 2024」の様子を3回に渡ってレポートします。

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 SOCCER MEDICAL CAMP 2024が7月14日(日)に開講しました。
 JFA夢フィールドで行われた開講式では、まず、日本サッカー協会の貝瀬智洋事務総長、ニチバン株式会社の中村勲上席執行役員コンシューマー営業統括本部長、そして、日本サッカー協会の中村憲剛ロールモデルコーチから、受講生へエールが送られました。その後、来賓、ゲストも参加しての記念撮影後、菊島良介トレーナーからトレーナー憲章の解説があり、20名の受講生は当プロジェクトに向けての心構えを新たにして、自己紹介に臨みました。

 昼休憩後、Jリーグドクターの役割やトレーナーとの連携について池田浩先生から今期初めての講義を受けました。その後、成長期の障害について立石智彦先生が解説し、2班に分かれて夢フィールドの各施設を見学し、初日を終えました。

 2日目となる8月31日は、台風の接近が予想されたため、急遽オンライン開催に変更されました。足関節のケガについては齊藤雅彦先生が、サッカー選手の栄養については石井美子先生が、怪我した選手の競技復帰までのリハビリについては中條智志トレーナーが、それぞれ講義を行ないました。この日の最後の講義は、今回初めて組み込まれたJFAフィジカルフィットネスプロジェクトの取り組みについてでした。プロジェクトリーダーの菅野淳さんからの課題について、グループワークに取り組みました。

当キャンプは11月10日まで、全5日間に渡って行なわれます。
 

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