【J1展望】鳥栖×神戸|通算成績では鳥栖が優勢。古巣との初対戦となる藤田がキーマンか?

2016年06月01日 サッカーダイジェスト編集部

鳥栖――鎌田の起用法に注目。

故障者/鳥栖=キム・ミヌ 神戸=松下、小川 
出場停止/鳥栖=なし 神戸=P・ジュニオール 

J1リーグ 1stステージ・7節
サガン鳥栖 – ヴィッセル神戸
6月2日(木)/19:00/ベストアメニティスタジアム
 
サガン鳥栖
1stステージ成績(14節終了時):17位 勝点10 2勝4分7敗 7得点・13失点
 
【最新チーム事情】
●U-23日本代表としてトゥーロン国際大会に出場していた鎌田、三丸が29日に帰国。30日から練習に復帰。
●前節の浦和戦(0-0)は従来の4-3-1-2ではなく4-4-2で臨み、勝点1を獲得。今節のシステムは?
●昨季はアウェーで1-7と大敗したが、神戸とのJ1通算成績は3勝2分1敗と分がある。
●神戸の一員としてベアスタへ戻ってくる藤田にも注目が集まる。
 
【担当記者の視点】
 4月の熊本地震の影響で延期となっていた一戦がミッドウィークに行なわれる。前節から中3日と体力的には厳しいが、『がんばろう九州・がんばろう熊本』を合言葉に選手たちは燃えている。
 
 最大のポイントはU-23日本代表としてトゥーロン国際大会を戦い、30日にチームに合流した鎌田の起用法だろう。今季就任したフィッカデンティ監督は、一貫して4-3-1-2を採用してきたが、前節の浦和戦には4-4-2で臨み、0-0で貴重な勝点1を得た。システム変更は浦和対策という意味合いが強かったが、トップ下を務める鎌田が不在だった点も要因に挙げられる。
 
 神戸戦では、従来の4-3-1-2で鎌田をトップ下で起用するのか、浦和戦でまずまずの成果を見せた4-4-2で、鎌田を2トップの一角に入れるのか。指揮官の選択は気になるところだ。神戸とのJ1での通算成績は3勝2分1敗(昨季はアウェーで1-7で大敗したが)と分があるだけに、若き司令塔の力を活かし、リーグ戦6試合ぶりの勝利を掴みたい。
 
 また、この一戦では昨季まで主将を務め、今オフ神戸へ移籍した藤田がベアスタに舞い戻る。多くのサポーターはその雄姿を楽しみにしているようだ。

 

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