まさに執念の決勝点!攻めに攻めた川崎が、最後は磐田DFのOGを誘発

2016年05月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

川崎が勝点31に伸ばして首位をキープ。

 J1リーグ第1ステージ14節の川崎対磐田は5月29日、等々力陸上競技場で行なわれ、1-0で川崎が勝利した。
 
 試合は終始、川崎がペースを握っていた。ホームチームはトップ下の中村を起点に、左右にボールを散らしながらチャンスをうかがう。6分には大久保がGKとの1対1を迎え、8分にも大久保がミドル。さらにセットプレーから谷口が決定機を迎えるなど、前半から複数の決定機を作った。

 しかし、いずれのチャンスもゴールの枠を捉えきれず。無得点で前半を折り返した。
 
 迎えた後半、川崎はさらに攻撃に重心を置き、磐田を自陣に釘付けにする。60分にはCKをファーサイドで受けた大久保が、1トラップから右足でシュート。また、75分には中村、小林、大久保が絡んで完全に磐田の守備を崩し、惜しいチャンスを作った。
 
 そして迎えた試合終盤の88分。複数人が連動した攻撃で、ついに磐田からゴールを奪った。
 
 左サイドの中野から逆サイドの大久保にパスが入ると、その外側をエウシーニョがオーバーラップ。大久保のパスを受けたブラジル人が低く鋭いクロスを送ると、これに詰めた小林をマークしていた相手DFに当たってゴールネットが揺れた。攻めに攻めた川崎の執念が、最後は相手のオウンゴールという形で実を結んだ。
 
 結局、このゴールが決勝点になり、川崎が勝点3を獲得。第1ステージの勝点を31に伸ばし、首位をキープした。

 ヒーローインタビューに応えた小林は、「難しい試合でしたが、良い声が出ていましたし、みんなで戦った勝利だと思う。てっぺん目指して頑張ります」。第1ステージ優勝を狙う川崎が、大きな1勝を手にした。
 
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