【J1採点&寸評】広島×G大阪|ボランチ倉田が躍動したG大阪。スコア以上の内容で広島を圧倒

2016年05月22日 サッカーダイジェスト編集部

広島――総じてマイナス評価……一矢報いたP・ウタカも「5.5」。

【警告】広島=青山(32分)、ミキッチ(75分) G大阪=なし
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】倉田 秋(G大阪)

【チーム採点・寸評】
広島 5
徐々に主導権を相手に握られたなか、守備ブロックが耐え切れずに先制点を奪われると、前がかりになった後半にふたつの追加点を許した。後半途中から2トップにして一矢を報いたが、スコア以上の完敗となった。
 
G大阪 7
パトリックと2列目が効果的に絡んで先制点を奪取すると、もっと点差が開いてもおかしくないほどチャンスを創出。ボランチで起用された倉田が十分なパフォーマンスを見せ、収穫の多い勝利を収めた。
 
【広島|採点・寸評】
GK
1 林 卓人 5.5
3失点目は中途半端な飛び出しが招いたが、3点で抑えたことを評価できるほどピンチは多かった。
 
DF
4 水本裕貴 4.5(71分OUT)
前半は背後を突かれてピンチを招く場面が多く、後半は倉田の突破を止められず追加点を許した。
 
5 千葉和彦 5
広範囲に動くパトリックを捉え切れず。点差が開いた試合終盤は、秩序を保つことができなかった。
 
33 塩谷 司 5
個の勝負でやられていなかったが、1失点目はポジショニングが悪かった。攻撃面でも違いを見せるパフォーマンスはなかった。
 
MF
6 青山敏弘 5
好機も演出したが、遅攻だけで相手を崩すのは至難。スピードアップするスイッチが入らなかった。
 
8 森﨑和幸 5
J1通算400試合出場を勝利で飾れず。前半はボールの奪いどころが定まらず相手に自由を与えた。
 
14 ミキッチ 5
藤春と宇佐美にうまく対応されて良い形でボールを持てず。突破口を切り開けなかった。
 
18 柏 好文 5.5(78分OUT)
質の高いクロスを送っても、中央の迫力が欠けるため相手への脅威にはつながっていない。
 
25 茶島雄介 4.5(54分OUT)
良い位置でボールを受けられず貢献度は低い。ミキッチとの連係も良くなく、38分のFKは枠外へ。
 
30 柴﨑晃誠 5
良いタイミングでPA内に入ったがゴールは奪えず。CKの質も高くなく、決定打に欠けた。
 
FW
9 ピーター・ウタカ 5.5
最後の最後に一矢報いたが、後半途中から2列目に下がっても効果的にプレーできなかった。
 
交代出場
FW
22 皆川佑介 5.5(54分IN)
出場直後には勢いをもたらすも、点差が広がっていくなか、ゴール前で違いを生み出すことできなかった。
 
FW
11 佐藤寿人 5.5(71分IN)
3試合ぶりに出場。皆川と2トップを形成してアグレッシブに動き出し、P・ウタカの得点をアシスト。
 
MF
16 清水航平 -(78分IN)
縦へ仕掛けても突破はさせてもらえず。反撃の機運を盛り上げるプレーはできなかった。
 
監督
森保 一 5
前半は守備ブロックを崩され、後半は相手の守備ブロックを崩せず。ホームで点差以上の完敗。

次ページG大阪――倉田は攻守両面で存在感。前線の4枚も有機的に機能。

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