【J1展望】1stステージ・12節|浦和–新潟|浦和は対新潟19試合無敗だが「苦戦ばかり」。好調な田中達也に古巣への恩返し弾が飛び出すか?

2016年05月13日 サッカーダイジェスト編集部

浦和――暫定リーグ最少失点だが、ホームでの無失点は1試合のみ。GK西川は完封を誓う

故障者/浦和=高木 新潟=R・シルバ、イム・ユファン
出場停止/浦和=なし 新潟=なし

J1リーグ1stステージ・12
浦和レッズ-アルビレックス新潟
5月14日(土)/14:00/埼玉スタジアム2002
 
リーグ成績(5月13日現在):1位 勝点25 8勝1分1敗 18得点・6失点
 
最新チーム情報
●新潟は2006年から無敗だが、苦戦を続けてきた相手。
●柏木は田中達也を警戒。「良さを出させない」。
●「すべてが速い」と李が語る浦和の特長を活かし、新潟対策を練る。
●西川はホーム無失点にこだわる
 
【担当記者の視点】
 リーグの新潟戦は06年の第1戦に敗れて以来、19試合無敗と抜群の相性の良さを誇る。とはいえ試合内容を見れば、11年は不振への入り口とも言えた相手に押し込まれての13節のドロー(1-1)、12年は2戦連続引き分けなど……苦戦した試合は数多い。
 
 柏木も「強い相手という印象がある」と話し、遠藤も「カウンターに気をつけたい」と警戒する。
 
 注意したいのが、新潟の田中達也だ。田中とは家族ぐるみで付き合う柏木は、次のように古巣への恩返し弾阻止を誓っていた。
 
「最近は調子が良いと聞く。対戦はとても楽しみだけど、ゴールは決めさせない。ご家族には悪いけど、良いプレーは見させるつもりはない」。素早くボールを動かして疲労させ、途中交代に追い込む考えだ。
 
 ペトロヴィッチ監督就任から5年目、10試合消化時点での成績は、勝点、得点、失点、すべてで過去のベストを記録している。その要因を李は「攻撃も守備も、すべてにおいて速い。精神面でも成熟してきたから、1-0で迎えた残り5分間でも、慌てず勝ち切れる」と分析していた。
 
 とはいえ、暫定的にリーグ最少失点を記録しているものの、ホームでの無失点試合はリーグでは3節の福岡戦のみ。GK西川は「ホームでシャットアウトしたい」と、意気込んでおり、そのためにも素早い切り替えから相手にシュートまで持ち込ませない守備を最後まで貫きたいところだ。
 

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