「平河悠を壊す気か」そんな怒りさえ覚えた危険なタックル。日本対パラグアイ戦の前半は悪い意味で主審が目立った【パリ五輪】

2024年07月25日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

大岩監督も抗議

タックルを受けてその場に倒れた平河(17番)。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 平河悠を壊す気か。

 日本がパリ五輪のグループステージ初戦でパラグアイを5-0と快勝した試合で、ネガティブに映ったのがパラグアイのラフプレーだった。とりわけ、日本が1-0で迎えた25分にセンターサークル付近でパスを受けた平河悠へのタックルは酷かった。明らかなアフターファウルで、それによって平川の右足はグネッと曲がっていた。「平河悠を壊す気か」と、そんな怒りさえ覚えた。

 サッカーに怪我は付き物だが、それでもさすがにあのタックルは危険。VARが介入してオンフィールドレビューの結果、パラグアイの10番ウィデル・ビエラにレッドカードが提示されたのは当然だ。

 立ち上がりからパラグアイのラフプレーに対してジャッジが曖昧だった主審のスタンスが問題だったとの見方もできる。実際、日本の大岩剛監督がパラグアイの荒いプレーへの対応を主審に求めるシーンもあった。
 
 ある意味、前半はレフェリーが悪い意味で目立った試合でもあった。悪質なタックルによって選手生命を絶たれるプレーヤーもいる。レフェリーのゲームコントロール次第で、そうした事故を防げる可能性もあるだろう。

 いずれにしても、平河の状態が心配。大事に至らないことを祈りたい。

文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

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