横浜・ハッチンソン暫定監督が初陣で残した印象的な言葉。マリノスを指揮する意味とは?

2024年07月21日 金子 徹(サッカーダイジェスト編集部)

オーストラリア、アメリカ、日本で経験を積む

J1首位の町田を相手に、チームを勝利に導いたハッチンソン暫定監督。今後の手腕が楽しみだ。(C)SOCCER DIGEST

[J1第24節]町田 1-2 横浜/7月20日/国立競技場

 7月20日、横浜F・マリノスは敵地でJ1首位のFC町田ゼルビアに2-1で勝利を飾った。この試合の4日前にハリー・キューウェル監督の契約解除が発表され、町田戦が初めての指揮だったジョン・ハッチンソン暫定監督は安堵した表情で「ここ数日はものすごくタフでした。良い結果が残せて良かった」とコメントした。

 また、「自分も外から見ていて、楽しいサッカーだと思った」とアタッキングフットボールに手応えを示し、「町田は首位を走っているチームなので、簡単に倒せる相手ではなかった。そのなかでしっかり戦う姿勢を出してくれた。選手たちは素晴らしいパフォーマンスをしてくれた」と称えた。
【動画】天野純の追加点で町田から2点をリード!
 
 そんなハッチンソン暫定監督は、ある記者から横浜を指揮する立場になった想いを訊かれると、次のように答えた。

「どの監督もマリノスというチームで監督をしたいと思う。そのなかで自分は機会をいただいた。(今季は)ここまで前監督のもとでやっていたし、オーストラリア、アメリカ、日本で経験を積んできた。これからも監督としてやり続けたい気持ちはあるが、まずは自分がやるべき仕事をしっかりやることだと思っている」

 横浜は今後、後任の指揮官を招聘するのだろうか。クラブの決断に注目だ。

取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)

【記事】キューウェルと選手の間にできた溝の正体は? 距離の近い指導方法は一定の効果も、全体のオーガナイズは得意とせず、横浜特有の流動性は失われた
 

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