【J1採点&寸評】名古屋×神戸|チャンスを決め切ったレアンドロがMOM。名古屋で及第点に届いたのは、和泉とイ・スンヒだけ

2016年05月08日 今井雄一朗

名古屋――ルーキーの和泉は存在感を見せた。

【警告】名古屋=永井(68分) 神戸=岩波(66分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】レアンドロ(神戸)

【チーム採点・寸評】
名古屋 5.5
決定力不足に泣いた試合で、自分たちのやりたいサッカーは表現できなかった。明確な対策に対し、さらに上を行く対応能力を見せたかったところ。

神戸 6
シュート数では劣ったものの、試合のペース自体は握っていた。猛攻に耐え抜く守備の安定感はあった。
 
【名古屋|採点・寸評】
GK
16 武田洋平 5.5
試合前に警戒していたレアンドロのセットプレーにまんまとしてやられた。その他のプレーには問題はなかったが、失点の場面だけが悔やまれる。

DF
19 矢野貴章 5.5
相手の巧みなポジショニングに前半はひと苦労。後半は空中戦など攻撃面で存在感を見せたが、一歩及ばなかった。

3 オーマン 5.5
セットプレーのチャンスは決めておきたかったところ。守備は及第点だだが、やはりビルドアップはまだまだ改善の余地が多い。

2 竹内 彬 5
ペドロ・ジュニオールとの1対1では奮闘するも、連戦の疲労もあって低調なプレーに終始。パスミスが目立った後半は、チームのリズムに水を差した。

24 高橋 諒 5.5
後半は反撃の急先鋒として積極的に前線へ進出。クロス、くさびのパスともに質は高く、前節とは逆に攻撃面での才能は見せられた。

MF
6 古林将太 5.5(80分OUT)
前半から決定機に絡むなど、ここ数試合の反省を生かしてアグレッシブに走り回った。課題の後半も質を落とさず戦い続けただけに、シュートを決めたかった。

15 イ・スンヒ 6
中盤のフィルター役としてこの日も激しい守備が冴えわたった。身体の強さとスピードを生かしてボールを追いかけ回し、チームメイトを攻撃に専念させた。


7 田口泰士 5.5
得意のハイプレスがロングボールで無効化され、なかなかリズムを掴めなかった。後半は前線に好パスを供給したが、あと一歩が届かなかった。

11 永井謙佑 5.5
後半の決定機は得意の形も決めることができず。前半の展開の中でもう少し存在感を出せれば、反撃にもっと迫力が出たという印象も。

29 和泉竜司 6 
キックオフからゴールを執拗に狙い続け、この日のピッチで最多の5本のシュートを放った。決められなかったのは課題だが、存在感は抜群。

FW
9 シモビッチ 5.5(69分OUT)
決定機は2度、味方にチャンスも多く提供したが、得点を生むことはできず。連続試合得点は途切れ、後半途中でピッチを退いた。

交代出場
FW
32 川又堅碁 5.5(69分IN)
永井や和泉らとのコンビネーションでチャンスを作り、自らも決定機を得るも、この日はゴールには恵まれなかった。

MF
22 小屋松知哉 -(80分IN)
1点を追う展開のなかで投入されたが、自分のリズムを作ろうとするだけで精一杯。チームを鼓舞するような貪欲な動きが欲しかった。
 
監督
小倉隆史 5.5
決定機を多く作った試合だったが、やりたいサッカーはできなかった印象。リズムの悪さを采配面でコントロールできた部分はあったはず。

次ページ神戸――GKキム・スンギュの好セーブも光った。

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