【J1】"天敵"の名古屋から2007年以来の勝点3!レアンドロの決勝点で神戸が暫定6位に

2016年05月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

8年間で2分12敗という不名誉な歴史に終止符を打つ。

CKからレアンドロ(11番)が決めた先制ゴールが決勝点に。エースの勝負強さが光った。(C)J.LEAGUE PHOTOS

 J1リーグは5月8日、第1ステージ11節の9試合を開催。豊田スタジアムで行なわれた名古屋対神戸は、1-0でアウェーの神戸が勝利した。
 
 ホームの名古屋は、シモビッチへのクロスやくさびのパスから厚みのある攻撃を仕掛けた。立ち上がりは完全にペースを握り、和泉のシュートやシモビッチのヘッドなどで惜しい得点チャンスを作った。
 
 一方の神戸は、高い位置からのプレスと、レアンドロ&ペドロ・ジュニオールが組む強力2トップの個人技を軸に反撃に出る。
 
 そして11分、神戸がセットプレーから、試合の流れを掴む先制点を奪った。CKに合わせたのは、エースのレアンドロだ。相手のマークを上手く外してニアでフリーになり、ファーサイドにコントロールしたヘディングシュートを流し込んだ。
 
 前半は、そのまま終了。レアンドロが45+1分に筋肉系の故障でピッチを退いたのは計算外だったが、ネルシーニョ監督が「素晴らしい」と評価した充実の内容で、神戸が1点リードしてハーフタイムを迎えた。
 
 後半は拮抗した展開が続いたが、徐々にポゼッションからサイド攻撃を仕掛ける名古屋と、堅守からのカウンターを狙う神戸という構図が見えてくる。
 
 試合終盤になると、名古屋は途中出場の川又がCKに合わせて決定的なヘッドを放つ。対する神戸は、ペドロ・ジュニオールがスピードを活かしてシュートに持ち込み、お互いに決定的なチャンスを作った。
 
 しかし、いずれもゴールには結びつかずに時間が経過し、1-0のまま試合は終了した。
 
 神戸は、J1での名古屋戦で、2007年9月以来となる勝点3を獲得。実に8年間で2分12敗という不名誉な歴史に終止符を打ち、暫定ながら第1ステージ6位に浮上した。
 
 なお、神戸の伊野波がこの試合でJ1通算200試合出場を達成している。
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