本田先発のミランが早々に退場者を出したボローニャにPKで辛くも勝利

2016年05月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

最後に冷や汗をかくもミランは4試合ぶりの勝利を収める。

ボローニャ対ミラン戦の結果&フォーメーション。(C)SOCCER DIGEST

 現地時間5月7日のセリエA37節、7位ミランがアウェーで13位ボローニャと対戦。1-0で勝利を収めた。
 
 ミランの本田が3試合連続でトップ下に入った一戦は、序盤から激しい潰し合いが続いた。そして、ボローニャのディアワラはマウリとの小競り合いで6分に警告を食らうと、13分にはモントリーボに足裏を見せるタックルを仕掛けて二枚目のイエローカードで退場……。早くもボローニャは10人になる窮地に追い込まれた。
 
 その後、数的有利を活かしてミランがポゼッションを支配したが、テンポが遅く可能性が低い仕掛けに終始。フィニッシュに繋がったのはL・アドリアーノのワンツーで抜けた29分のマウリ、こぼれ球に反応してミドルを放った36分の本田くらいだった。
 
 しかしミランは39分、裏への縦パスに反応したL・アドリアーノが、相手GKダ・コスタに倒されてPKを奪取する。これをバッカが冷静に沈め、ミランが先制に成功。このまま1-0でハーフタイムを迎えた。
 
 後半も完全にミランがボールを支配。しかし、相変わらず仕掛けのアイデアとクオリティーに欠け、なかなか良い形でフィニッシュに繋がらない。
 
60分のバッカ、78分のメクセスのシュートが失敗すれば、83分に本田が右サイドから上げたグラウンダーのクロスも、L・アドリアーノが飛び込むもあと一歩届かなかった。本田はこのプレーを最後にボアテングとの交代を告げられた。
 
 そんな中、89分にボローニャはCKからマジーナがゴールネットを揺らす。しかし、これはオフサイドの判定で取り消された。
 
 その後もボローニャは必死に攻め込み、94分にはペナルティーエリアからやや遠い位置で直接FKを奪取。これをジャッケリーニが壁に当て、ミランがカウンターに出て失敗したところで試合終了。ミランが1-0で4試合ぶりの勝利を手にした。
 
 これで勝点を57まで伸ばしたミランは、日曜日にカルピと対戦するサッスオーロがドローか敗戦で勝点を落とせば、再びヨーロッパリーグ出場圏内の6位に浮上する。
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