ユナイテッドの猛攻に晒されたレスター、夢の戴冠へ足踏み――マンチェスター・U 1-1 レスター

2016年05月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

ワンチャンスをモノにしたモーガンの同点弾。

マーカーのルーニーと競り合う岡崎。 (C) Getty Images

 5月1日(現地時間)、プレミアリーグ第36節が行なわれ、岡崎が所属するレスターは、敵地に乗り込み、マンチェスター・ユナイテッドと対戦した。
 
 クラブ史上初のリーグ優勝まであと1勝と迫ったレスターの先発メンバーは、スウォンジーに快勝した前節から変更はなく、岡崎は4-4-2の最前線でウジョアと2トップを形成した。
 
 過去、オールド・トラフォードでは5勝10分け29敗と大きく負け越し、1998年1月31日に1-0で勝利して以来、勝ち星がないレスター。その相性通り、立ち上がりはユナイテッドが攻勢を強める。
 
 レスターの前からのプレッシャーに対し、ユナイテッドは巧みなパスワークでかわし、再三にわたって敵陣に侵入する。そして、あっという間に先制点が生まれた。
 
 8分、右サイドを突破したバレンシアが右足アウトサイドで上げたクロスボールが、中央のラッシュフォードに合わずにルーズボールとなり、それを反対サイドでフリーとなっていたマルシアルが右足で冷静に流し込んだ。
 
 先手を取られたレスターは、その後もユナイテッドの猛攻に遭うも、守護神のシュマイケルを中心とした守りで耐え凌ぐと、17分に同点ゴールが決まる。
 
 ペナルティーエリアやや左前の位置からのFKのチャンスに、キッカーのドリンクウォーターが柔らかいボールをゴール前に送ると、これをキャプテンのモーガンが飛び込み、豪快な同点弾をゲットした。
 
 振り出し戻ってからも、試合はユナイテッドが主導権を握り続ける。
 
 幅広くピッチを使い、サイドを中心とした攻めで揺さ振りをかけるユナイテッド。対して、ボールの奪いどころを見出せないレスターは、得意のカウンターを繰り出すことができず、流れを掴めずに苦戦する。
 
 しかし、10人が自陣に下がって守壁を作ったレスターは、なんとか相手の猛攻を弾き返し、1-1で後半に折り返した。
 

次ページ10人の劣勢も耐え凌ぎ、ドローに持ち込む。

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事