相手DFと正対した状態からカットイン
名古屋戦で貴重な同点ゴールを挙げた小野瀬。写真:田中研治(サッカーダイジェスト写真部)
「来週はもっと良くなると思います」
右半腱様筋損傷の怪我から復帰した背番号88は、現在17位のチームを救えるか。
6月16日、湘南ベルマーレはJ1第18節で名古屋グランパスと敵地で対戦し、1-1で引き分けた。
この一戦で存在感を放ったのが、3-5-2の左ウイングバックで先発した小野瀬康介だ。湘南ではサイドボランチ(インサイドハーフ)が主戦場だったが、負傷離脱中の畑大雅、本調子を取り戻せていない杉岡大暉に代わり、12日の天皇杯2回戦・甲南大学戦から左ウイングバックで起用されている。
名古屋戦では持ち前のテクニックを活かし、左サイドから何度も好機を演出。0-1で迎えた60分には、左サイドのボックス内でパスを受けると、相手DFと正対した状態からカットインし、右足のコントロールショットでネットを揺らした。
試合後、小野瀬はゴールシーンを次のように振り返った。
「シュートまで自分で行こうと決めていました。中に行くために縦へのフェイクを入れて、カットインからのシュート。コースも含め、狙い通りでした」
【動画】勝点1をもたらす小野瀬のコントロールショット!
右半腱様筋損傷の怪我から復帰した背番号88は、現在17位のチームを救えるか。
6月16日、湘南ベルマーレはJ1第18節で名古屋グランパスと敵地で対戦し、1-1で引き分けた。
この一戦で存在感を放ったのが、3-5-2の左ウイングバックで先発した小野瀬康介だ。湘南ではサイドボランチ(インサイドハーフ)が主戦場だったが、負傷離脱中の畑大雅、本調子を取り戻せていない杉岡大暉に代わり、12日の天皇杯2回戦・甲南大学戦から左ウイングバックで起用されている。
名古屋戦では持ち前のテクニックを活かし、左サイドから何度も好機を演出。0-1で迎えた60分には、左サイドのボックス内でパスを受けると、相手DFと正対した状態からカットインし、右足のコントロールショットでネットを揺らした。
試合後、小野瀬はゴールシーンを次のように振り返った。
「シュートまで自分で行こうと決めていました。中に行くために縦へのフェイクを入れて、カットインからのシュート。コースも含め、狙い通りでした」
【動画】勝点1をもたらす小野瀬のコントロールショット!
目に見える結果を出し、本人も左ウイングバックでのプレーに一定の手応えを感じているようだ。
「攻撃では優位を作れるなと感じました。今は他の選手との兼ね合いでウイングバックをやっていて、今後はどのポジションで使われるか分かりませんが、ウイングバックで出た際には、左からのカットインシュートは武器になっていくと思います」
一方、甲南大戦後には「守備で相手の質に助けられた部分もある。より強い個を持った選手を相手にどうなるか、試したい」と口にしていた小野瀬。実際にJ1の強度で戦ってみた感想はこうだ。
「やはり、相手の迫力は違いました。背後を取る動きや、積極的に仕掛けられると、すごく嫌だった。ただ、今日、自分が嫌だと感じたプレーは、相手も嫌なはず。ウイングバックは積極的に行くと嫌がられると、改めて感じた試合になりました」
ちなみに、怪我に関しては「もう心配ないです」とコメント。満を持して完全復活を果たした小野瀬は、コンスタントに結果を残せるか。新境地で輝く30歳に注目したい。
取材・文●岩澤凪冴(サッカーダイジェスト編集部)
【記事】「俺はもうサッカーは一切見ない」中田英寿が指摘する現代フットボールの問題点「分かっていない人が多い」
「攻撃では優位を作れるなと感じました。今は他の選手との兼ね合いでウイングバックをやっていて、今後はどのポジションで使われるか分かりませんが、ウイングバックで出た際には、左からのカットインシュートは武器になっていくと思います」
一方、甲南大戦後には「守備で相手の質に助けられた部分もある。より強い個を持った選手を相手にどうなるか、試したい」と口にしていた小野瀬。実際にJ1の強度で戦ってみた感想はこうだ。
「やはり、相手の迫力は違いました。背後を取る動きや、積極的に仕掛けられると、すごく嫌だった。ただ、今日、自分が嫌だと感じたプレーは、相手も嫌なはず。ウイングバックは積極的に行くと嫌がられると、改めて感じた試合になりました」
ちなみに、怪我に関しては「もう心配ないです」とコメント。満を持して完全復活を果たした小野瀬は、コンスタントに結果を残せるか。新境地で輝く30歳に注目したい。
取材・文●岩澤凪冴(サッカーダイジェスト編集部)
【記事】「俺はもうサッカーは一切見ない」中田英寿が指摘する現代フットボールの問題点「分かっていない人が多い」