【J1展望】1stステージ・9節|新潟-甲府|公式戦4連敗中の新潟は、甲府の堅守をこじ開け嫌な流れを断ち切れるか?

2016年04月29日 サッカーダイジェスト編集部

新潟――原点に立ち返り悪循環を止めたい。

故障者/新潟=鈴木、松原、イム・ユファン 甲府=石原、ニウソン、吉野、盛田、橋爪
出場停止/新潟=なし 甲府=なし

J1リーグ1stステージ・9節
アルビレックス新潟-ヴァンフォーレ甲府
4月30日(土)/18:30/デンカビックスワンスタジアム
 
アルビレックス新潟
1stステージ成績(8節終了時):14位 勝点7 2勝1分5敗 11得点・16失点
 
【最新チーム事情】
●前節の名古屋戦ではミスから失点を重ね自滅。公式戦4連敗に。
●名古屋戦で今季初出場した舞行龍、端山が安定したプレー。
●指宿が今週からトレーニングに復帰。
 
【担当記者の視点】
 前節の名古屋戦を1-2で落とし、公式戦4連敗中と元気がない。その名古屋戦に関して、吉田監督が最も気にしていたポイントは、ミス絡みの失点より、試合中に闘志を欠いた時間帯があったことだ。
 
「勝ち負け以前に、プレーすることを放棄してほしくない」(吉田監督)と、今週最初のトレーニング前に選手たちへ喝を入れたように、ひたむきに戦う原点に立ち返ることは急務だろう。
 
 一方で収穫もあった。今季初出場のふたり――舞行龍、端山がまずまずの働きを見せた。前者は最終ラインで的確なビルドアップをすれば、後者は初ゴールをマーク。計算できる選手が増えることは、チームがより高いレベルで安定した戦いをしていくうえで大きな意味を持つだろう。
 
 また、股関節を痛め今月初めから別メニュー調整が続いていた指宿が、今週からトレーニングに合流。ポストプレーでチームの攻撃を方向づけることができるターゲットマンの復帰も、現在の流れを変える心強い追い風になりそうだ。

次ページ甲府――攻守両面でセットプレーの出来が注目点に。

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