【プーマ】セスクやアグエロが着用する4月29日発売の新スパイク『トリックス』! 記念イベントには元ドイツ代表のレジェンドも登場!

2016年04月29日 松澤浩三

試し履きをした取材記者も軽さとグリップ力を実感!

4月20日にロンドンで開催されたプーマの新作スパイク『トリックス』のメディア向けイベント。元ドイツ代表のローター・マテウス(後列中央)がプレゼンターとして登場した。

 爽やかな春の晴天も、なかなか気温の上がらない今年のロンドン。4月20日、街の中心部にある巨大観覧車「ロンドン・アイ」がすぐそばに見えるテムズ川にほど近い場所で、『プーマ』の新作スパイク『トリックス』のメディア向けイベントが開かれた。
 
 この日お披露目されたのは、スピードを武器とするプレーヤー向けの軽量モデル『エヴォスピード』と、パワーと正確性を生み出す素足感覚でのキックを実現する『エヴォパワー』という『トリックス』シリーズのふたつ(いずれも日本では4月29日に発売)。いずれも「Play Loud (「大騒ぎ」すなわち「目立つ」の意)」をテーマに掲げる通り、左右非対称のカラーが特徴的だ。
 
 記者たちは各7~8名で1から8番までのグループごとに分かれて、テムズ川沿いのおしゃれなショッピングモール内にある"危ない刑事の埠頭の倉庫"風のビルの中に連れていかれた。
 
2階に上がると、目の前には巨大スクリーンがあり、その左右には『トリックス』のカラフルなスパイクが展示されている。すると、いきなり明かりが消えて、しばらく待つと薄い明りと同時にプーマの担当スタッフと思われるMCが登場。彼は簡単に挨拶をすると、すぐさま「ここで、地球上で唯一(男子)ワールドカップ5回、通算25試合に出場している方を紹介します」と叫んだ。
 
「みなさんもご存知だと思います、ローター・マテウス氏です!」
 
 隣の部屋からドイツ代表史上最多キャップ数を誇るレジェンドが入場する。過去には何かと物議を醸す言動を繰り返してきたマテウスだけに、仏頂面で難しい人かと思っていた。しかしながら、実際は非常に御茶目でフランク。さらに、いざマイクを持つとプーマの営業マンと思わせるほどの激しい"プーマ推し"と、ウィットに富んだジョークを繰り返した。
 
 スパイク開発に携わったクリエイティブ・ディレクターのステファノ・ファバロ氏が「このスパイクを履けばサッカーが上手になる」と言えば、マテウスは「そうじゃないだろう!『もともとサッカーがお上手なみなさんも、トリックスを履けばさらに上手になる』でしょう?」といった具合にだ。
 
 そんなドイツの生きるレジェンドとの楽しいひと時を終えて、次に向かったのは3階のロッカールーム。ここには各記者の名前入りシャツやショーツ、さらに『トリックス』が置いてあった。
 
 全身を着替えて気が付いたのが、スパイクの軽さだ。前述のマテウスとファバロ氏のやり取りの中でも、『トリックス』を手に取ったマテウスが「いや~、本当に軽いな、このスパイク。わたしが現役の頃は、両足に各1キロのスパイクを着けてプレーしていた。だからいつもメディシンボールを蹴っているような気分だったよ」と笑っていたのも納得だ。

次ページ足の力がボールへ伝わりやすい感触が心地良い。

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