【J1採点&寸評】湘南×大宮|攻撃の起点になり、決勝PKを沈めた家長がMOM。菊地の存在感も光った

2016年04月25日 隈元大吾

湘南――チャンスは作ったがゴールには届かず。

【警告】湘南=パウリーニョ(51分) 大宮=奥井(33分)、横谷(58分)、N・ペチュニク(83分)
【退場】なし
【MANOF THE MATCH】家長昭博(大宮)

【チーム採点・寸評】
湘南 5.5
相手の攻撃を粘り強く封じ、チャンスも作ったがゴールには届かず。事故的なPKによる失点で勝点を逃がした。
 
大宮 6
決定機は多くなかったが、ゲームを落ち着いてコントロールし、虎の子の1点を決めてそのまま逃げ切った。
 
【湘南│採点・寸評】
GK
1 村山智彦 6
最終ラインの背後へのボールやクロスを冷静に処理。PKで失点したが、少なくない守備機会に落ち着いて対処した。
 
DF
36 岡本拓也 6
1対1の局面も粘り強く対応し、突破を許さず。周りとの守備の連係もしっかり図っていた。
 
20 坪井慶介 6
スピードあるD・ムルジャをケアし続け、決定的なクロスをクリアするなど存在感を発揮。声でもチームを鼓舞した。
 
6 三竿雄斗 5.5
前半から積極的に攻め上がり、好クロスでチャンスを演出。セットプレーでは前半から菊地を封じていたが、不運にも相手のクロスの折り返しが腕に当たりPKに。
 
MF
24 奈良輪雄太 6
前半の決定機は逃すも、対面の泉澤のドリブルを食い止めるなど持ち前の守備力を活かして貢献した。
 
16 石川俊輝 5.5(82分OUT)
セカンドボールに目を配り、長短のパスで攻撃につなげる。球際も譲らなかった。

5 パウリーニョ 5.5(56分OUT)
球際や競り合いで相手を上回り、主に守備面で貢献した。後半には得意のミドルも放った。
 
10 菊池大介 6(82分OUT)
序盤から積極的にシュートを狙うなど左サイドを活性化。奥井とのマッチアップも激しかった。
 
FW
19
 大槻周平 6
シュートは打てなかったが、自陣でのマークやプレスバックも含め、守備の献身が目を引いた。
 
9 キリノ 5.5
前半はボールへの関わりが少ない印象も、後半は強烈なミドルやクロスにヘディングを合わせるなどシュートを重ねた。
 
23 高山 薫 6
足を止めずに攻守に関わり続け、チャンスを演出し、ゴール前では身体を張った。プレーと声でチームを引っ張った。
 
交代出場
MF
32 齊藤未月 6(56分IN)
途中出場でJ1デビュー。入ってすぐにドリブルで仕掛け、シュートも積極的に狙うなど空気を変えた。チームの推進力を高める一方、守備にも献身した。

23 神谷優太 ―(82分IN)
齊藤同様、先日のナビスコカップ磐田戦で示した手応えをそのままに臨みチャンスを演出した。
 
FW
15 長谷川アーリアジャスール ―(82分IN)
神谷とともにピッチに送り出され、右サイドでつくりに加わるなど、限られた時間のなかで攻撃の起点となった。

監督
曺 貴裁 5.5
リーグ戦5連敗。星取りの状況は依然苦しいが、リーグ戦では今季初めて複数失点を防ぎ、チャンスも重ねるなど前向きな内容も示されている。
 

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