【J1】浦和が川崎撃破で首位交代! 殊勲弾の武藤は「浦和の強さを見せられた」

2016年04月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

3人の絶妙なコンビネーションから武藤が狙い澄ました一発。

森脇(46番)から李(20番)とつなぎ、ラストパスを受けた武藤(9番)が先制点を決めた。(C) SOCCER DIGEST

 J1リーグは4月24日、第1ステージ・8節の9試合を開催。今節最大の注目カードである首位・川崎対3位・浦和の一戦が16時にキックオフされた。

 試合は白熱の攻防を見せる。序盤からリズムを掴んだのは浦和で、柏木を起点としたリズミカルなパス回しから再三川崎ゴールを脅かす。30分には興梠の強烈なミドルがポストを直撃。リバウンドを李が狙うが枠を外れた。

 一方の川崎は40分に田坂が左足でゴールに流し込もうとするも、これも枠を捉え切れない。互いに決定機を活かせず、前半を0-0で折り返した。

 後半に入り、スコアを動かしたのは浦和だった。53分、右サイドでのパス交換から、森脇が中央の李へくさびを打ち込む。これを李がワンタッチで落とすと、武藤がダイレクトでゴール右に流し込んだ。浦和が1点をリードする。

 浦和の先制後は川崎も反撃の手を強め、中村から前線への鋭いパスの供給が目立っていく。75分には中村からのパスが、ここまで抑え込まれていた大久保へと渡り強引にシュートへ持ち込むが、森脇のブロックに遭いゴールならず。

 浦和は、終盤押し込まれるものの、アディショナルタイムの5分を凌ぎ切り、首位・川崎を撃破。勝点を19とし、2位の鹿島が柏に敗れたため、首位に立った。

 殊勲のゴールを挙げた武藤は、「ACLもあるなかで、だけど疲れは言い訳にはできない。そういうなかでもこうやって浦和レッズの強さを見せられたと思う」と、序盤戦の山場となった一戦を振り返った。
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