【J1展望】1stステージ・8節|鹿島-柏|若手に勢いのある柏を、攻守に充実の鹿島がいかに迎えうつか

2016年04月23日 サッカーダイジェスト編集部

鹿島――金崎不在は不安材料だが、自分たちの力をしっかりと出せれば、自ずと勝点3は転がり込んでくるだろう。

故障者/鹿島=なし 柏=J・ミネイロ、大島、今井、輪湖
出場停止/鹿島=金崎 柏=D・オリヴェイラ

J1リーグ・1stステージ8節
鹿島アントラーズ-柏レイソル
4月24日(日)/16:00/県立カシマサッカースタジアム
 
鹿島アントラーズ
1stステージ成績(7節終了時):2位 勝点16 5勝1分1敗 12得点・3失点
 
【最新チーム事情】
●怪我から復帰し、2トップの一角に定着しつつある土居。「イライラさせると良いプレーをする」というジンクスがあるようで、チームメイトもあえてイライラさせるよう発破をかけて、土居の活躍を後押ししているそうだ。
●縁の下でチームを支える小笠原が、出場停止明けでピッチに戻ってくる。自身が持つ17シーズン連続得点の記録更新がかかる今季、直接FKは柴崎、遠藤の中堅に任せているが、久々にネットを揺らす姿を期待したい。
●18日に熊本地震の被災地に支援物資を届けた植田。地元の被害状況に「ひどいところは本当にひどい」とショックを受けた半面、プロとしてプレーすることを改めて意識。「熊本を元気づけるようなプレーを」。植田の強い責任感に拍車がかかる。
 
【担当記者の視点】
 前節は小笠原だったが、今節は金崎が出場停止。攻撃のキーマン不在は不安材料となるが、久々のスタメンが濃厚の赤﨑の奮起に期待したい。
 
 柏はここ最近、調子を上げてきており、順位は下だが油断はできない。ただ、相手の状態に関係なく、自分たちのサッカーを貫けるのが鹿島の強さ。好調をキープする土居、カイオを起点に、序盤から積極的な姿勢で仕掛けるべきだ。
 
 守備面では昌子、植田の両CBの安定感が際立っている。前節は湘南をシャットアウト(3-0)。失点3はリーグ最少の数字で、SBの西と山本、守護神の曽ケ端を含め、ディフェンス陣は確かな自信を得てプレーできているのは大きい。
 
 大崩れする要素は見当たらない。自分たちの力をしっかりと出すことができれば、自ずと勝点3は転がりこんでくるだろう。
 
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