「練習で良いレベルの選手だと見せていた」
鎌田(右)について言及したサッリ前監督(左)。(C)Getty Images
鎌田大地はラツィオの監督交代を機に再生した。イゴール・トゥドールの下で、それまでが嘘だったかのように輝きを放っている。
ただ、前任者も鎌田の力を認めていた。決して多くの出場機会を与えなかったマウリツィオ・サッリ前監督だが、イタリア・セリエAへの適応の難しさが原因だったという。
ナポリで世界を魅了するサッカーを展開し、チェルシーやユベントスでトロフィーを獲得したサッリは、稀代の戦術家として評される。そんな指揮官と鎌田がタッグを組むことで、当初は小さくない期待が寄せられた。
しかし、サッリの4-3-3システムでインサイドハーフに起用された鎌田は、思うようにインパクトを残せず。周囲との息も合わないことが多く、開幕4試合こそスタメン出場したが、以降は出番を失っていった。
当時からサッリが選手としての鎌田を評価していたことは確かだ。そのうえで、「チームバランス」を理由に外さざるを得ないとの見解を示していた。それでも、トゥドールの下で鎌田が躍動するのを見れば、なぜサッリが使いこなせなかったのかという疑問は残る。
【動画】鎌田がインテル戦で決めた衝撃の左足ミドル弾!
ただ、前任者も鎌田の力を認めていた。決して多くの出場機会を与えなかったマウリツィオ・サッリ前監督だが、イタリア・セリエAへの適応の難しさが原因だったという。
ナポリで世界を魅了するサッカーを展開し、チェルシーやユベントスでトロフィーを獲得したサッリは、稀代の戦術家として評される。そんな指揮官と鎌田がタッグを組むことで、当初は小さくない期待が寄せられた。
しかし、サッリの4-3-3システムでインサイドハーフに起用された鎌田は、思うようにインパクトを残せず。周囲との息も合わないことが多く、開幕4試合こそスタメン出場したが、以降は出番を失っていった。
当時からサッリが選手としての鎌田を評価していたことは確かだ。そのうえで、「チームバランス」を理由に外さざるを得ないとの見解を示していた。それでも、トゥドールの下で鎌田が躍動するのを見れば、なぜサッリが使いこなせなかったのかという疑問は残る。
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辞任から2か月以上が過ぎ、サッリは『Sportitalia』のインタビューで、「ミシェル・プラティニはイタリアに来たとき、5か月苦労した。すでに欧州にいたとしても、日本の選手が最初に苦しむのはあり得ることだ」と話した。
「カマダは練習で良いレベルの選手だと見せていた。技術的クオリティが良いレベルなのは疑いなかった。私がいたときの彼は苦労したということなんだ」
サッリの下でその才能を存分に発揮した選手もいる。だが、鎌田はそうではなかった。監督と選手がフィットするかどうかは難しい問題だ。サッリと鎌田を見て、改めてそう感じた人は多いのではないだろうか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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サッリの下でその才能を存分に発揮した選手もいる。だが、鎌田はそうではなかった。監督と選手がフィットするかどうかは難しい問題だ。サッリと鎌田を見て、改めてそう感じた人は多いのではないだろうか。
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