「新たな左SBは必要ない」冨安健洋がいれば十分! アーセナル補強の動きに専門サイトが異論!「トミヤスは傑出していた」

2024年05月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

「左サイドで大きなインパクトを残した」と賛辞

シーズン終盤はスタメン出場を続けた冨安。(C)Getty Images

 2ポイント差で20年ぶりのプレミアリーグ制覇を逃したアーセナルは、早くも今夏の補強が話題となっている。

 取り沙汰されているのが、左SBの補強だ。右SBのベン・ホワイト、CBのガブリエウ・マガリャンイスとウィリアム・サリバのコンビは不動だった一方、左SBは冨安健洋、オレクサンドル・ジンチェンコ、ヤクブ・キビオルが交代でスタメンを務め、レギュラーが確定しなかった。

 そんななか、アーセナルの専門サイト『Just Arsenal』は「4月の好調ぶりを見れば、アーセナルに新たな左SBが必要ないのは明らかだ」と題した記事を掲載。ここ2シーズン、チームが4月に苦戦していたと指摘したうえで、こう見解を示している。

「今回はアストン・ビラに負けたことを除けば、アーセナルは4月からシーズン終了までの試合で完璧な成績を収めた。ガナーズ全員がこの素晴らしい快進撃に貢献したが、縁の下の力持ちであるトミヤスの左SBとしての傑出したパフォーマンスは特筆に値する」
 
 同メディアは「今シーズン、左SBは少し心配だったが、プレミアリーグの本当に重要な場面で、この日本代表選手はステップアップし、守備面でも攻撃面でも左サイドで大きなインパクトを残した」と賛辞を続けている。

「トミは、強力な守備スキルだけでなく、様々なポジションでプレーできる能力を示している。彼はアーセナルのリーグ戦直近5試合で左SBとしてプレーし、すべて勝利に終わった」

 記事は「トミは真に本領を発揮し、自信を持ってボックス内に侵入し、アーセナルにとって貴重な得点のオプションとなった」とし、記憶に新しい最終節の今シーズン2点目を称賛している。

「先週の日曜日、アーセナルが絶対に負けるわけにはいかなかった試合で、エバートンはリードしてハーフタイムを迎えようとしていた。しかし、どこからともなくトミヤスが前に出てシュートを打ち、ネットを揺らしてハーフタイム前に振り出しに戻した。なんというゴールだろう!」
【動画】冨安が最終節に決めた鮮烈弾! 2人の股を抜く正確なダイレクトシュート

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