そもそも自ら蹴る気はなかったのか
東京V戦で勝利に寄与した平河。写真:永島裕基
2024年5月19日に開催された東京ヴェルディ戦、FC町田ゼルビアの2点リードで迎えた56分、左サイドからのクロスに反応した平河悠がエリア内で倒される。VAR判定の結果、これがPKとなった。
その判定直後、ボールを持った藤尾翔太のところに平河が近づく。そこで一声かけた平河はペナルティエリアの外に出た。何と声をかけたのか。そもそも自ら蹴る気はなかったのか。
平河の答は次のとおりだった。
「PKをもらって蹴りたい気持ちはありましたが、チームの勝利が最優先なので(藤尾に)譲りました。この試合の前からキッカーは決まっています」
東京V戦ではそのキッカーが藤尾だったわけだ。
その判定直後、ボールを持った藤尾翔太のところに平河が近づく。そこで一声かけた平河はペナルティエリアの外に出た。何と声をかけたのか。そもそも自ら蹴る気はなかったのか。
平河の答は次のとおりだった。
「PKをもらって蹴りたい気持ちはありましたが、チームの勝利が最優先なので(藤尾に)譲りました。この試合の前からキッカーは決まっています」
東京V戦ではそのキッカーが藤尾だったわけだ。
「そこで『蹴りたい』という自分のエゴを出すのは違うと思って譲りました」
そうした背景がある中で、平河は藤尾に何と声をかけたのか。平河の答はシンプルだった。
「決めろよ、と」
PKをしっかりと決めた藤尾に笑顔で駆け寄る平河の姿がとても印象深かった。町田のチームワークを物語るシーンとも言えるだろう。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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そうした背景がある中で、平河は藤尾に何と声をかけたのか。平河の答はシンプルだった。
「決めろよ、と」
PKをしっかりと決めた藤尾に笑顔で駆け寄る平河の姿がとても印象深かった。町田のチームワークを物語るシーンとも言えるだろう。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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