「やっぱり東京3チームの中で」
東京V戦で完勝。黒田監督はプライドを持って試合に臨んだ。写真:永島裕基
J1リーグの15試合を終えて首位に立つのがFC町田ゼルビアだ。この強さは本物で、実際、同じ東京のクラブチーム、FC東京、東京ヴェルディにいずれも勝利している。
だから、5-0と圧勝した東京V戦後の会見で黒田監督に質問してみた。「特別な感情が生まれてもおかしくない、FC東京戦、東京V戦で連勝を飾った価値は?」と。
黒田監督はしっかりとした口調で次のように答えてくれた。
だから、5-0と圧勝した東京V戦後の会見で黒田監督に質問してみた。「特別な感情が生まれてもおかしくない、FC東京戦、東京V戦で連勝を飾った価値は?」と。
黒田監督はしっかりとした口調で次のように答えてくれた。
「意識するなと言われても意識してしまう関係性です。J1に長年いるFC東京は本当に人気も実力もあるチームで、東京Vは老舗であり色んなファン層を掴みながらこの地域に根付いてきたクラブです。ただ、町田というのも少年サッカーのカテゴリーから歴史を築いています。町田市民、町田のファン・サポーターの想いが(町田を)J1に引っ張り上げてくれた要因でもあります。
今、上位でいること、また首位を狙うことよりも、やっぱり東京3チームの中でトップをとること。この2チームには絶対に負けないという気迫を持つスタンスのほうが我々にとっては意味のあることだと思っていました。選手たちにそういう働きかけをしながら試合に入れたことで、選手たちも闘志を全面に出してくれました」
黒田監督のプライドが垣間見えるコメントだった。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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今、上位でいること、また首位を狙うことよりも、やっぱり東京3チームの中でトップをとること。この2チームには絶対に負けないという気迫を持つスタンスのほうが我々にとっては意味のあることだと思っていました。選手たちにそういう働きかけをしながら試合に入れたことで、選手たちも闘志を全面に出してくれました」
黒田監督のプライドが垣間見えるコメントだった。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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