「心理で考えると…」
試合中に味方を鼓舞した昌子。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)
2024年5月15日、ホームでセレッソ大阪を迎え撃ったFC町田ゼルビアは立ち上がりからアグレッシブなサッカーを展開し、圧力を強めていく。しかし、31分に相手のコーナーキックの流れから山田寛人にゴールネットを揺らされてしまった。
VAR判定の結果、オフサイドとなったが、やや守備に隙ができた事実は見逃せなかった。事実、昌子源は「オフサイドで助かりましたけど、みんなの足が止まっていた」と危惧していたという。
もう一度チームを引き締める意味で、昌子はVAR判定直後、鬼気迫った表情で味方に向かって大声を張り上げた。そこでチームメイトに何を伝えたのか。昌子本人にそう訊くと、次の答が返ってきた。
VAR判定の結果、オフサイドとなったが、やや守備に隙ができた事実は見逃せなかった。事実、昌子源は「オフサイドで助かりましたけど、みんなの足が止まっていた」と危惧していたという。
もう一度チームを引き締める意味で、昌子はVAR判定直後、鬼気迫った表情で味方に向かって大声を張り上げた。そこでチームメイトに何を伝えたのか。昌子本人にそう訊くと、次の答が返ってきた。
「もう一回集中しよう。もう一回アラート(警戒)していこうと。前節の湘南戦では逆の立場だった(ゴールと思いきやVAR判定でそうではなかった)。心理で考えると、ゴールがなくなるとチームとしてちょっと元気がなくなってしまう。それが逆だと『よっしゃ!』となる。なので、それを利用して『もう一回引き締めていこう』と、そんな声掛けをしました」
最終的に町田はC大阪に2-1と競り勝つ。勝点3を獲得できた背景に、キャプテンの檄があった点も忘れてはいけない。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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