「キレキレやな。でも、何もしてないやん」昌子源がC大阪戦後、平河悠に“愛の説教”【町田】

2024年05月16日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

「『キレキレだけやな』って」

最後まで懸命に守った昌子。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)

 2024年5月15日、FC町田ゼルビアがホームでセレッソ大阪に2-1と競り勝った。後半のアディショナルタイムに決勝点を奪う劇的な展開で、勝点3を掴んだ。

 この試合を振り返り、キャプテンでCBの昌子源は「PKで(1-1に)追いつかれた時は引き分けを覚悟しましたが、(ミッチェル・デュークのゴールで勝てて)よかったです」とコメント。その後、ひとりの記者から「藤尾選手と平河選手はU-23アジアカップで優勝して帰ってきて、何か変化はあります?」と訊かれると、昌子はすぐさま「何もないです」と答えて記者団の笑いを誘った。

 ただ、それは本音ではない。実際、昌子は「僕も冗談で結構言うので」と藤尾翔太と平河悠をフォローしつつ、「今日も悠には…」と続けた。
 
「キレキレやな。でも、何もしてないやんって、アシストもゴールも。キレキレだけやなって、冗談で言いました。アイツも『本当にそうです』と反応していましたが、彼の存在、翔太を含めて数字以上の働きをしていますよ」

 昌子は平河や藤尾の貢献度を理解したうえで、あえてそう言っているのだ。"愛の説教"はすなわち、期待の表れである。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

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