【J1展望】1stステージ・7節|湘南 – 鹿島|運命の巡り合わせとなった永木亮太の凱旋試合。彼にとって、湘南にとって、ターニングポイントになる――

2016年04月15日 サッカーダイジェスト編集部

湘南--今季初勝利を目指し、キリノが5戦ぶり、長谷川がリーグ戦初の先発か。

故障者/湘南=菊地、山田、山根 鹿島=なし
出場停止/湘南=なし 鹿島=小笠原

J1リーグ1stステージ・7節
湘南ベルマーレ– 鹿島アントラーズ
4月16日(土)/16:00/Shonan BMWスタジアム平塚
 
湘南ベルマーレ
1stステージ成績(6節終了時):18位 勝点2 0勝2分4敗 9得点・15失点

【最新チーム事情】
●前線はシャッフルし、組みあわせを模索。
●長谷川アーリアジャスールの起用法がポイントに。
●守備陣の争いも熾烈に。岡本、村山が先発復帰か。

【担当記者の視点】
 いまだ今季未勝利だが、迷いはない。

 鹿島には昨季リーグ戦2勝を収めたとはいえ、押し込まれる時間帯のほうが長かった。今回もいかに数少ないチャンスをものにし、今季これまでのテーマである「いかに最後まで耐えるか」が勝利へのポイントとなる。

 前線はシャッフルしながら、最良の組み合わせを模索。鹿島対策も考え、好調なキリノが5試合ぶりに先発しそうだ。また同じく今季は控えの続いていた大槻だが、前節で久々にスタメンでプレー。調子を上げてきただけに、今季初の2試合連続先発を果たすか。

 そして注目がMFの長谷川だ。湘南スタイルへのフィットは早く、持ち味である正確な長短のフィードと打開力は、まさにチームが必要としている要素と言える。ボランチ、またはシャドー、いずれかで先発する可能性が高まっている。途中出場になるとしても、この試合のキーマンになりそうだ。

 また守備陣のポジション争いも熾烈。右ストッパーの岡本、GK村山の先発復帰が有り得る。ただ島村、T・ベラピも調子は悪くないだけに、指揮官の起用法が注目される。

 鹿島の一員として戻る昨季までキャプテンとして在籍した永木にも、「亮太がいなくても、湘南は大丈夫だよ」というところを、結果を残して見せ付けたい。

 

次ページ鹿島――古巣相手に、移籍後リーグ初先発と不思議な巡り合わせ。永木は「自分のプレーを出す」と表情を引き締める。

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