「采配が的中した」町田が首位奪還! 黒田監督が“東京ダービー”に会心「耐えに耐え、苦しみに苦しみ、そして最後に勝利が待っている」

2024年04月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

ナ・サンホ、オ・セフンのゴールで2-1

首位に返り咲いた町田。黒田監督の采配も光った。写真:鈴木颯太朗

 FC町田ゼルビアは4月21日、J1第9節でFC東京と敵地で対戦。ナ・サンホ、オ・セフンのゴールで2-1の勝利を収めた。

 試合後のフラッシュインタビューで、黒田剛監督は勝点3を手にした"東京ダービー"を次のように振り返る。

「PKで追いつかれたあと、早い時間帯でもう一回、勝ち越しができたことがすごく大きかったと思います。今日は選手たちにも、耐えに耐え、苦しみに苦しみ、そして必ず最後に勝利が待っているという話はしていましたけど、まさにそんな展開になったと思います」

 前節から大幅に選手を入れ替えた一戦。指揮官の狙いは?

「タメの作れる髙橋大悟と、または(FC東京には)両サイドに速い選手がいますから、(望月)ヘンリー(海輝)の高さとスピードでしっかりと対応する。中盤では、(出場停止で)柴戸(海)が出られない分を、宇野禅斗がね、彼は守備でかなり貢献してくれたと思います。そういった采配がすごく的中したと思います」
【動画】ナ・サンホが先制弾! オ・セフンが勝ち越し弾!
 戦力的に万全ではなかったが、力強い戦いぶりを見せた。

「オリンピック予選でいない選手たち、またはエリキも含めて、まだまだ選手が揃わないなかで、残された選手たちが躍動してくれて、結果を出してくれること、これが一番、良い薬になりますから。今後の成長に向けても、すごく良い勝利だった」

 同日に行なわれた名古屋グランパス対セレッソ大阪の一戦は、2-1で前者が勝利した。この結果、勝点を19に伸ばした町田が首位の座を奪還。J1初挑戦のチームが、快進撃を続けている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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