【J1】「足を引っ張り続けた…」宇佐美がリーグ戦初ゴール! G大阪が3戦ぶりの勝点3

2016年04月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

「コースは見えていた。しっかり蹴り込めた」

ようやくリーグ戦での初ゴールが生まれた宇佐美。2月のゼロックス杯以来となる公式戦でのゴールだ。(C) J.LEAGUE PHTOOS

 J1リーグは4月10日、第1ステージ・6節の9試合を開催。ユアテックスタジアム仙台では、仙台対G大阪の一戦が14時にキックオフされた。

 試合は立ち上がりにG大阪が凄まじい波状攻撃で一気にペースを握る。5分、宇佐美からのパスを受けたアデミウソンが華麗なボールコントロールで仙台DF陣をかわすと、1トップの長沢に向けて柔らかなクロスを送る。これを長沢が頭で押し込み、G大阪が早くも1点を先制した。

 さらにG大阪は、エースに待望の一発が飛び出す。14分、自陣でオ・ジェソクが相手ボールをカットすると、ボールを拾った宇佐美がドリブルでロングカウンターを発動。そのまま敵陣のペナルティエリア手前まで持ち上がると、「コースは見えていた。そこにしっかりと蹴り込めた」と、鋭く振り抜いた右足でのシュートを、仙台ゴールに突き刺した。宇佐美の今季リーグ戦初ゴールでG大阪が2点をリードする。

 さらに2分後、G大阪は敵陣でボールを奪うと、アデミウソンが今野とのワンツーで抜け出し、ワンタッチでゴールに流し込み3点目。瞬く間に3-0として一方的な展開に持ち込んだ。

 しかし、ホームの仙台も黙ってはおらず、27分にウイルソンのPKで1点を返すと、その後もG大阪ゴールを強襲。前半終了間際には水野のFKから大岩が頭で合わせ、2点目を奪ったかに見えたが、オフサイドの判定となりノーゴールに。

 前半をG大阪の2点リードで折り返すと、後半は仙台が猛反撃に打って出る。水野の高精度クロスやウイルソンのゴール前での強さを活かしてチャンスを広げ、次々にチャンスを量産。幾度となく決定機を迎えたが、GK東口が再三のファインセーブを見せ、ゴールネットを揺らすことができない。結局、G大阪の6本に対し、23本のシュートを浴びせた仙台だったが、ゴールは1点にとどまった。

 序盤のゴールラッシュを活かしたG大阪は、リーグでは3試合ぶりの勝利。ACLを含めた公式戦では5試合ぶりの勝利となった。試合後、公式戦ではゼロックス杯以来のゴールとなった宇佐美は、「足を引っ張り続けたので、名誉挽回というかこれからチームを勝たせ続けるような責任を持ったプレーをしていきたい」と力強く語っている。
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