「今だからトライできる」アメリカ戦でミスから失点も...なでしこ指揮官は前向きな姿勢。ブラジル戦では「何を持ち帰れるかが大事」

2024年04月09日 手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

「前向きなトライは続けていきたい」

ブラジル戦の前日練習後、池田監督が取材に応じた。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 なでしこジャパンは現地4月9日、『2024 SheBelieves Cup』3位決定戦でブラジル女子代表と対戦する。

 8日の前日練習後、取材に応じた池田太監督は、結果はもちろんのこと、内容でも上回り、良い収穫を日本に持ち帰りたいと意気込んだ。

「試合ですし、勝負事なので勝利を目ざすのは選手として、チームとしても当たり前にある。そういうことも含めて、それでも何を持ち帰れるかが大事になってくると思うので、もちろん、その両方を手に入れられれば良いことですけども、そのことによってチームでやってることがバラバラにならないようにはしたいなと思ってます」
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 なでしこジャパンは6日の準決勝でアメリカ女子代表に1-2で逆転負け。ビルドアップでの不用意なパスを奪われ、ショートカウンターから先制点を決められるなどミスもあったが、指揮官はこれを"トライ"の中のひとつであると前向きに捉えている。

「逆に今だからトライできることもある。だからってミスしていいわけでもないですけど、いろんなことを選手の組み合わせも含めて、難しいことにトライしている。それがこういうオリンピックの出場国相手にできるっていう機会は、大切にしたいなと思っています」

 池田監督は「そういった部分の前向きなトライは続けていきたいなと思っています」と強調した。

取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

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