【ACL】中国の爆買い軍団を吹き飛ばす森重の2発! FC東京がグループ首位に浮上

2016年04月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

殊勲の森重は次節の全北戦で出場停止。

激しい球際の攻防も繰り広げられたタフな一戦を制したFC東京。グループステージ突破へ大きな1勝を掴んだ。

 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は4月6日、グループステージ4節の試合が各地で行なわれた。

 FC東京は、アウェーで中国の江蘇蘇寧と対戦。ホームでの対戦ではジョー、テイシェイラといった強力なアタッカー陣を抑え込み0-0の引き分けに持ち込んだFC東京。対する江蘇蘇寧は前回対戦時には出場していなかった元ブラジル代表のラミレスを加え、よりパワーアップした陣容を送り込んできた。

 試合は序盤、やはりラミレス、テイシェイラを起点にゲームを作る江蘇蘇寧がペースを握ったが、FC東京も徐々に相手の勢いをいなしてチャンスを掴み始める。

 そして30分、CKから米本のシュートのこぼれ球を拾った森重が右足のシュートを叩き込む。FC東京が先制する。

 しかしその4分後、橋本がペナルティエリア内でラミレスを倒したと判定され、PKを献上してしまう。これをジョーに決められ、同点に。前半は1-1で折り返した。

 後半に入ると、江蘇蘇寧がさらにブラジル人選手を前面に押し出した攻撃で圧力を強め、FC東京を押し込んでいく。たびたび決定機を作られるものの、身体を張ったディフェンスでなんとか凌ぎ切ると、再びセットプレーに活路を見出す。

 83分、右CKを得たFC東京は、米本のグラウンダーのキックにまたも森重がダイレクトで合わせ、ゴールネットに突き刺した。FC東京が勝ち越しに成功する。

 終盤、江蘇蘇寧はラミレスを起点に、鋭いカウンターを繰り出していく。再三危ない場面を迎えたものの、ディフェンス陣が堅実な対応を見せて抑え切り、2-1でFC東京が江蘇蘇寧を下した。

 これでFC東京は4節を終えて、グループ首位に浮上。次節(4月20日)はホームで全北現代と対戦するが、江蘇蘇寧戦で今大会2枚目の警告を受けた森重は出場停止となる。

 
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