【U-23日本代表26選手の通信簿】3失点のマリ戦で先発の守備陣は低めの評価。A評価だった4人は...

2024年03月26日 手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

パリ五輪出場国との2連戦は1勝1敗

パリ五輪アジア最終予選前、最後のテストマッチに臨んだU-23日本代表。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 パリ五輪を目ざすU-23日本代表は、アジア最終予選前、最後のテストマッチ2試合に臨んだ。

 サンガスタジアム by KYOCERAで3月22日に行なわれたU-23マリ代表戦は、開始2分に平河悠のゴールで先制も、その後は相手の個の力に圧倒されて3失点し、1-3で完敗。北九州スタジアムで25日に開催されたU-23ウクライナ代表戦は、終始、主導権を握って2-0で快勝を飾った。

 五輪出場をすでに決めている2か国との連戦を1勝1敗で終えた大岩ジャパンの26人について、2試合のパフォーマンスを5段階(S、A、B、C、D)で評価した。

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【GK】
1藤田和輝[評価]―
フィールドプレーヤーを含め、この2連戦で唯一出場なし。不完全燃焼に終わった。

12野澤大志ブランドン[評価]C
出場したマリ戦では、好セーブを披露した一方でキャッチミスから失点も。「決して代表戦であのようなミスを起こしてはいけない」と本人も反省の弁。

23小久保玲央ブライアン[評価]B
ウクライナ戦に出場。押し込む展開のなかで見せ場は多くなかったが、絶妙なタイミングの飛び出しでピンチを防ぐなど安定感が光った。
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【DF】
2半田陸[評価]C
全体的に見れば堅実なプレーぶりだった。ただ油断もあったか、時折、相手に突破を許す場面もあった。

3西尾隆矢[評価]C
CBで出場したマリ戦では序盤からミスを連発。ピンチでの対応も後手に回った。

4関根大輝[評価]B
右サイドからの縦パスや対角のロングボールで好機を演出。得意のドリブル突破でも魅せた。

5馬場晴也[評価]B
フル出場したウクライナ戦では、不用意な前への飛び出しで危険を招くシーンもあったが、その後は終始安定していた。

17大畑歩夢[評価]B
ウクライナ戦に左サイドバックで先発出場。インターセプトからの攻撃参加など、攻守に積極的だった。

21バングーナガンデ佳史扶[評価]B
当たり負けしないフィジカルでボール奪取。攻撃時は中央寄りのポジショニングで好機に絡んだ。

22内野貴史[評価]C
2試合ともに途中出場で左サイドバックを務める。あまり持ち味を発揮できず、無難にこなした印象。

25鈴木海音[評価]A
フル出場したウクライナ戦では、相手のエースに徹底マークで仕事をさせず。ビルドアップでも落ち着いていた。

26高井幸大[評価]B
マリ戦で90分間プレーし、19歳での飛び級選出も、堂々としたプレーぶり。難しい対応も難なくこなしたが、3失点では「A」は与えられない。
 

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