前半途中で数的不利に。横浜FCはなぜ10人で勝てたのか。指揮官は熟考「3枚のままか、4枚か迷いましたが...」

2024年03月20日 金子 徹(サッカーダイジェスト編集部)

「ひとつの経験として、この後の戦いに繋げたい」

前半のうちに数的不利になるも、チームを勝利に導いた四方田監督。写真:福冨倖希

[J2第5節]横浜FC 1-0 群馬/3月20日/ニッパツ三ツ沢球技場

 横浜FCは3月20日、J2第5節でザスパ群馬と対戦し、1-0で勝利した。

 11分に伊藤翔のゴールで幸先よく先制するも、24分に岩武克弥が一発レッドで退場。前半のうちに数的不利となり、その後は攻め込まれるシーンも少なくなかったが、なんとかリードを守り切った。

 試合後の会見の冒頭、四方田修平監督は「苦しい試合でしたけど、サポーターの後押しが励みになりました。この場を借りてお礼したい」と述べ、試合内容については次のように振り返った。
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「入りは少し硬かったですけど、徐々に持ち味を出せるようになって、早い時間帯でセットプレーから先制点を取れたのが大きかったです。

 その後も比較的、攻撃でチャンスを作れていて、追加点が取れる流れだと読んでいましたけど、そのなかで退場者が出てしまった。

 長い時間、数的不利の状況に陥ってしまいましたけど、選手が最後までハードワークして、身体を張ってやってくれましたし、交代選手もしっかりと役割を全うしてくれた。

 こういう試合をモノにできたのは、シーズンを戦ううえでチームとして大事なこと。ひとつの経験として、この後の戦いに繋げたい」

 指揮官は10人になって以降、どのように戦っていこうと考えていたのか。

 布陣を3-4-2-1から4-4-1に変え、4バックにした理由については、「3枚のままか、それとも4枚かは迷った部分ですが、カウンターで追加点をと考えると、4枚で持ち堪えながら、カプリーニ、伊藤翔、小川慶治朗で追加点を取りたい意識もあった」と明かした。

 次節は24日にアウェーで鹿児島ユナイテッドFCと対戦する横浜FC。今節の経験を活かし、今季初の連勝を飾れるか。

取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)

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