【韓国メディアの視点】最終予選は日本と別組が濃厚… 直接対決の消滅に「残念だ」

2016年03月30日 慎武宏

シリア戦の大勝を韓国メディアも高く評価。

後半の4ゴールで一気に突き放した日本の戦いぶりを、韓国メディアは「ゴール爆風ショー」などと報じた。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

「日本5ゴール爆発、シリアを沈めてワールドカップ最終予選進出」(『スポーツQ』)
「香川真司マルチゴール。日本、シリアに5-0の完勝…後半だけで4ゴールの爆発!!」(『eスターニュース』)
「岡崎慎司、日本サッカー5番目のセンチュリークラブ加入」(『スポーツ京郷』)
 
 韓国メディアもこのように報じた日本対シリア戦。一般紙『国民日報』などは「本田86分、香川90分、原口93分…日本終盤7分でゴール爆風ショー」と、ラスト10分で立て続けに3ゴールを決めた日本代表の攻撃力を高く評価していた。
 
 韓国のサッカー専門誌『FourFourTwo KOREA』のホン・ジェミン編集長もこう評価する。
「終了間際の3ゴールは印象的だった。3-0で終わっても十分過ぎる試合で、最善を尽くして2点を決めた。最後まで集中力を失わない姿が印象的だった。日本サッカーは常に精神力と闘争心不足が問題として指摘されてきたと思うが、シリア戦での最後の2ゴールは今後に向けてポジティブな要素ではないか」と。
 
 同時に、7勝1分け・得点27・失点0の成績を収めた日本のアジア2次予選でのパフォーマンスも高く評価する。
「最後に2試合連続で、5-0で勝利したのはさすがだ。シンガポール代表に引き分けた始まりとはあまりに異なる形で終わった2次予選だった。日本は見事に雰囲気を一変させることに成功したのでないか」

次ページ大量得点での勝利にも10番を背負う香川に対する見方は手厳しく…

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