【なでしこジャパン2-1北朝鮮|採点&寸評】パリ五輪出場権をもたらす決勝弾のアタッカーをPOMに! スーパーセーブの守護神も高評価

2024年02月29日 手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

両ウイングバックも存在感

【警告】なでしこJ=なし 北朝鮮=スン・ヒャンシム(16分)、ウィ・ジョンシム(45+1分)、リ・ヒェギョン(71分)【退場】なし【Player of the match】藤野あおば(なでしこJ)写真:田中研治(サッカーダイジェスト写真部)

[パリ五輪・アジア最終予選]日本女子 2-1 北朝鮮女子/2月28日/国立競技場

 なでしこジャパンは2月28日、パリ五輪・アジア最終予選の第2戦で北朝鮮女子代表と国立競技場で対戦し、2-1で勝利を収めた。

 序盤からボールを保持して押し込むと、26分にセットプレーの流れから、ゴール前のこぼれ球を高橋はなが押し込み、先制に成功する。

 さらに76分にはショートカウンターから追加点。長野風花のスルーパスに反応した右サイドの清水梨紗がクロスを供給すると、最後は藤野あおばが頭でゴールに流し込む。81分に1失点したものの、最後までリードを守り抜き、パリ五輪への出場権を獲得した。
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▼なでしこジャパンのチーム採点「7」
 序盤は相手の5バックを前に、攻撃の糸口を見いだせず、なかなかシュートまでいけなかったが、徐々に選手の距離感が良くなり、スムーズに中盤でパスが回るように。

 守備では攻撃陣を含めて全員が献身的だった。前からのプレスバックや、それぞれがしっかりとマークについていき、相手の攻撃を遅らせる好プレーも目立った。

 再三の仕掛けからクロスを供給したウイングバックの北川と清水、相手のセンターフォワードを自由にさせなかった熊谷や得点を挙げた高橋、藤野らも見事なパフォーマンス。多くの選手を高評価した。

▼なでしこジャパンの出場14選手&監督の採点・寸評

GK:山下杏也加|採点7.5/安心感のあるセービング。45分に相手のシュートをゴールライン上でかき出したスーパーセーブなどで最少失点に抑えた。

DF:清水梨紗|採点7.5/鋭い突破で右サイドを支配。相手を抜き去り、決勝弾をお膳立てしたクロスも見事だった。

DF:南 萌華|採点6/不用意なパスミスが失点に繋がったが、それ以外は安定したプレー。相手にしっかりと身体を当てて、右サイドからの進入を許さなかった。

DF:高橋はな|採点7/攻勢を強めながらも、1点が遠い苦しい時間帯に、チームに流れを引き寄せる先制点を奪った。
 

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