【G大阪】8連戦を終えて2勝2分け4敗…。宇佐美も自身の不甲斐なさを嘆く「エネルギーが足りてない」

2016年03月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

最終戦の阪神ダービーは「身体にムチ打ったが、あと一歩が出なかった」。

J1での阪神ダービーでは、2012年開幕戦以来の敗戦となったG大阪。指揮官は「あと一歩が出なかった」と疲労の蓄積が大きかったことを認めた。(C) J.LEAGUE PHOTOS

 連戦の疲労は、G大阪の選手たちに見えない足かせとなっていた――。
 
 神戸との「阪神ダービー」に、1-2と敗戦。前半はボールを支配したが、長谷川監督が「なかなか効果的なボールを前に運べなかった。同じようなテンポのボールが多かった」と語ったように、神戸の守備網の外でだらだらとボールを回すような展開に。
 
 すると36分、ショートカウンターからスルーパスに抜け出した神戸のペドロ・ジュニオールと、金が右サイドで1対1に晒され、あっさりと突破されてしまう。中央にクロスを送られると、フリーの小川に決められて先制。
 
 さらに後半に入り、58分にはCBに入った今野がゴール正面でボールを収めたペドロに食いついたが、奪いきれずにレアンドロへのスルーパスを許すと、GK東口もファーへのシュートに触れず2失点目を喫した。
 
 その後、84分に宇佐美のCKから金が頭で叩き込んで1点を返したが、時すでに遅し。この試合がリーグ戦とACLを並行して戦う8連戦の8試合目。さらに15日に中国・上海で戦ったACLのアウェー・上海上港戦(1-2で敗戦)から中3日ということもあり、指揮官は「選手は疲れた身体にムチを打ったが、あと一歩のところで足が出なかった」と蓄積した疲労で、特に失点シーンでは最後の粘りが出なかったことを認めた。

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